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生きた皮膚で覆われた指型ロボットを東大研究グループが開発 修復能力も備えた人間らしい機能を搭載(1/2 ページ)
生きた皮膚で纏われた世界初のロボット。
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培養皮膚を使った指型ロボットが東京大学で開発されました。ヒューマノイドなどのロボットは従来シリコンゴムで柔らかい皮膚を実現していましたが、世界初の生きた皮膚で纏われたロボットとなります。
東大大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授、河井理雄大学院生を中心とした研究グループが開発。全体を「培養皮膚」という、人などの皮膚細胞を体外で増殖・培養して作製した皮膚組織で覆っています。人間の皮膚のように収縮するので、関節を動かしても皮膚が破けることがありません。また表面は撥水性があり、人間の肌のように水をはじきます。
さらに修復機能を備えていることが特徴で、傷がついたとしてもコラーゲンシートを傷口に貼ることで修復します。本研究では、メスによる傷口にコラーゲンシートを貼ると、7日間ほどで傷口の接着強度が強まることが確認されました。修復後は傷が付く前と同じように関節運動を行えたといいます。
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培養皮膚ロボットは今後、ロボットの修復能力が役立つ産業や皮膚を対象とした化粧品や医薬品の開発などの分野で活用できると期待されています。
本研究成果は米国科学誌「MATTER」のオンライン版に掲載されました。
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