“でんぱ組”鹿目凛、アスペルガー症候群を公表　「コンプレックスを武器にしてくれた」とメンバーに感謝（1/2 ページ）

　アイドルグループ「でんぱ組.inc」の鹿目凛さんが6月14日に、「私がアイドルである理由」と題したブログエントリを投稿。中学生時代に「アスペルガー症候群」と診断されていたことを明かしました。

　鹿目さんは「アスペルガー症候群である事をお医者さんから告げられました」としながら、「空気が読めない、相手の立場に立って考える事が苦手」「思いがけないところで相手を傷付けてしまう事もあった」と当時を回顧。“自分がみんなとは違うことを認めたくない”との考えから、これまでは周囲の人に黙っていたといいます。

　「でんぱ組.inc」へ加入した直後も空回りしてしまうことがあったという鹿目さん。「みんな、やりづらいだろうなって申し訳ない気持ちで、すごく悩んで、でもこのまま出来ない自分を諦めたくなくて」「自分の嫌いな所と向き合って、凹んで、反省して、もがき続けた」と、変わるために努力し続けたことを明かしました。

　「でんぱ組.inc」メンバーや関係者も理解し、協力してくれたことで鹿目さんはMCや代表コメントを任せてもらえるまでに成長。「みんなが、私のコンプレックスを武器にしてくれたんだよね」と感謝のメッセージをつづっています。

　2022年6月14日でアイドルになって丸8年となる鹿目さん。さまざまな経験を経て自分のことを好きでいられる自分、周囲の人を大切にできる自分へと成長し強くなれたことから、勇気を出して「アスペルガー症候群」と診断された過去を明かしたと説明しています。

　かつて「でんぱ組.inc」が変われると気付かせてくれたように、自分も「誰かの前に進めるようなきっかけ」となることが夢だとつづった鹿目さん。勇気を与えるべく、自分が変わり続けていく姿をこれからも見せていくと決意表明しています。