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「ねこ車」電動化キット、農業・建設業で「労力削減」と好評 実証実験で見えた課題も(1/2 ページ)
ねこ車も電動アシストの時代に。
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農作業や建設作業で利用する手押しタイプの一輪車(通称:「ねこ車」)を電動化できるキット「E-Cat Kit」を開発・提供するCuboRexと埼玉県横瀬町が連携し、運搬作業の効率化に向けた実証実験を2022年2月~4月に実施しました。
E-Cat Kitは、一輪車のタイヤを交換し、バッテリーやレバーを取り付けるだけで電動化できる取付式の電動アシストタイヤキット。農家を中心に傾斜地や段畑といった移動条件が悪い場所などで肥料や土、収穫物の運搬に利用され、2020年10月の発売以降、800台以上を販売しています。
実証実験は、埼玉県横瀬町の農業従事者3軒と建設業従事者1社を対象に実施。電動化キット利用前後で作業時間や効率に変化が見られたか聞き取り調査を行った結果、農業・建設業ともに電動アシストによる運搬労力の削減と生産性の効率化が実証されたといいます。
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例えば雨天後に地面がぬかるんでいる場合、電動化されていない一輪車では運搬できなかったケースでも運搬が可能に。一方、工事現場では一輪車で生コンクリートを運搬するシーンが多く、使用後は水で洗浄する必要があるため、防水性を高める必要があるといった業種特性による課題も明らかになりました。
今回の実証実験の結果を通してCuboRexは、高齢化が進む農業や建設業における作業の効率化と負担軽減、生産性の向上を図り、誰もが働き続けられる環境を創り出すとともに、地方創生への貢献も目指していくとしています。
(大泉勝彦)
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