RT.ワークスは、路面状況に応じてアシスト力を自動で切り替える機能を搭載した「電動キャリーカート rakuSaka(ラクサカ)」を2018年9月4日に発売しました。
ラクサカは、センサーとモーターを内蔵し、傾斜に応じて電動アシストが働くキャリーカート。坂道でも荷物を楽に運ぶことができます。利用者に合わせてM(カラーはレッド)とL(カラーはスペースグレー)、2種類のサイズを用意します。価格はオープン、想定実売価格は11万円前後です。
キャリーカート/シルバーカーは、買い物袋などの日常の荷物を楽に運べ、また疲れたら座って休憩できる作りになっています。ただ、上り坂では重くなり、逆に下り坂では自身では制御できないほどに加速してしまって危険が生じる可能性もあります。ラクサカはアシスト機能によってこの課題に対処できます。
本体重量は約9キロで、バッテリーの連続動作時間は最大で4時間。最大10キロの荷物を運べます。ワンアクションで折りたたみでき、クルマへの収納も容易。Mサイズ、Lサイズともに身長に合わせてハンドルの高さを6段階に調節できます。荷物がないときには、荷台に座ることもできるようになっています。
荷物をもっと楽に運べるようになるカートということで、普段の買い物・お出かけ用途だけでなく、レジャー、ゴミ出し、新聞・リサイクル品運搬時など日常生活全般での活躍も期待されます。また、変革が進む自動車業界でも「社会として、これからなくてはならないもの」「これは未来の、私たちの足なのかもしれない」という考えで、自身が移動する手段を技術でサポートする「パーソナルモビリティ」と呼ばれる製品群の開発も盛んに進められています(関連記事)。
近い将来、スーパーや量販店にあるお買い物カート、運送業の台車、旅行用のキャリーケース、ベビーカーなどもこういった技術でもっと手軽になっていくのかもしれませんね。
(カナブンさん)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「パーソナルモビリティ」とは? 多分、ぼくらが20〜30年後くらいにお世話になっている乗りもの
自動運転の技術は社会をどう良くしていくのでしょう。「パーソナルモビリティ」と呼ばれていた乗りものが、意外と分かりやすく私たちの近未来と社会の在り方を提案していました。 - 転がしやすくて充電も可能 丸型キャリーバッグ「スネイル」が多機能でスゴイ
値段は未定。 - こんなタイプもあるのか! 三輪車からスポーツ型まで、電動アシスト自転車「PAS」がモデルチェンジ
スポーツタイプかっこいい。 - うぉ、意外と安い!? 「電動変形」する折りたたみ電動バイク「Airwheel R6」が登場
「電アシ」だけでなく「自走」も可能な電動ハイブリッドバイク。価格は早期支援価格で9万8800円から。 - 結構かっこいい「レトロ調デザイン」続々 ヤマハとパナソニックが電動アシスト自転車の新モデル
9万円台から。街乗りにちょうど良いデザインのモデルも増えてきました。