「最高」「攻めてる」 テレ東、“参院選前”の選挙動画が話題に 「視聴者から『投票前に』という声が寄せられていた」(1/3 ページ)
テレ東に配信を始めた理由を聞きました。
テレビ東京が第26回参議院議員通常選挙(※)を前に、YouTubeなどで配信している選挙解説動画が「最高」「攻めてる」などと話題になっています。YouTubeでのシリーズ累計の再生回数は150万回以上です。今回、編集部ではテレ東に話を聞きました。
※期日前投票期間は6月23日(木)から7月9日(土)、投票日は7月10日(日)です
「参院選“タブーなき”一問一答」は、キャスターの豊島晋作氏と官邸キャップの篠原裕明氏が、視聴者から寄せられた政治や経済に関する質問に答える番組。取り扱うテーマは「創価学会の自民党への影響力は?」や「世襲議員は国民の代表と言えるの?」など、攻めた内容に踏み込みつつも、政治や経済に関する基礎知識を分かりやすく解説していると好評です。動画はテレ東BIZとYouTubeで視聴できます。
テレ東「視聴者から『投票前に』という声が寄せられていた」
テレ東と言えば、池上彰氏による“池上無双”で知られる選挙特番を当日のみならず、前日にも放送する“異例”の取り組み(※)も話題になっています。テレ東はなぜ「参院選“タブーなき”一問一答」を配信し始めたのでしょうか?
──「参院選“タブーなき”一問一答」を始めた背景や目的を教えてください。
テレ東:事前の選挙解説動画シリーズを始めたのは、参議院選挙、政治への興味を持ってもらうためです。視聴者から疑問を募集し、できるだけ選挙に興味をもってもらえるよう、分かりやすく興味深い解説を目指しています。若い人たちの選挙への関心を高め、投票率が上がることにも期待しています。
また、視聴者のみなさんから「投開票当日の特番だけではなく、事前にいろいろな情報を知りたかった」という声が寄せられていたのも理由の1つです。
──池上彰氏による選挙特番を前日にも放送する“異例”の取り組みも話題です。YouTubeだと、なおさら投開票前に番組を配信しやすいという狙いもあるのでしょうか?
テレ東:「YouTubeだから投票前にやりやすい」ということではありませんが、配信だからこそ、長めの解説動画を実現できているという側面はあります。
──取り扱うテーマ(質問)はどのように決めていますか? 「創価学会の自民党への影響力は?」「世襲議員は国民の代表と言えるの?」など“攻めている”内容が多いと評判です。
テレ東:視聴者から質問を募集し、そのなかから視聴者に選挙や政治に興味を持ってもらえるようなテーマを、みんなで議論して選んでいます。
──制作上、気をつけていることはありますか?
テレ東:政治的な公平性には配慮し、解説する内容のファクトチェックも慎重にしています。
──今後もこのシリーズは続けていく予定ですか?
テレ東:視聴者の方々から「役に立った」と思っていただけるようであれば、今後も続けていきたいと考えています。
画像はYouTubeより
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