砂が入り交じった汚い石 → 磨いたら……? “まさかの正体”に仰天! “200万円相当”の成果に「すごい」「私だったら気が狂う」(1/2 ページ)
研磨してわかった最終的な価値は……?
混じり物だらけの原石を磨いてみたら……? 驚きの結果が判明した動画がYouTubeで人気です。
砂がたくさん入り混じった原石
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「Black Opal Direct」(@blackopaldirect)。今回は、砂がたくさん入り混じってしまっているオパール原石の研磨にチャレンジします。
目標は、なるべく大きくオパールの部分を切り出すこと。ただし、オパールは層状に形成されており、原石の半分には砂が複雑に入り混じっているため、「あまり期待はできない」といいます。
まず、目立つ不要な部分を簡単に研磨して、オパールが露出した部分に強い光を当ててみます。光が届くところまではオパールが連続したかたまりになっているということで、この段階でははっきりわかりませんが、ある程度のかたまりが中にあるようです。
砂がまだらにオパールの中に入り込んでいる箇所を研磨していきますが、かなり削ってもまだ砂があります。この状況に投稿者さんは、「期待が薄れてきました」「これほど多くの砂が全体に入り込んだものは見たことがない」とこぼしました。
オパールのかたまりを確認
研磨だけだと時間がかかるので、思い切って砂を多く含む部分をカットして取り除いてみます。何回かに分けて小片をカットすると、内部に砂がほとんどない断面が現れました。
望みが持てそうなので研磨を再開。ようやく石の表面にオパールらしい多色の入り混じった光沢が見えはじめます。「可能性があるようだ」と気を取り直した投稿者さんが再び光を当ててみると、今度は光輝くオパールのかたまりが確認できました。そのかたまりを避けて、特に砂の多いところをさらに研磨していきます。
201万円相当のオパールをゲット!
原石は研磨によりどんどん小さくなっていきますが、さらに石の端に内包物が見つかったのでさらに小さくする必要が出てきました。この段階で、より価値の高い「大きく盛り上がったドーム型のオパール」にはならないことが確定します。
さらに研磨を続けたところ、親指の頭ほどの楕円形のオパールとして形が整ってきました。投稿者さんは「こんなにキレイになるとは思ってなかった」と笑顔を見せ、「オパールの研磨は人生に似ている。それは中に何が入っているかわからない岩に挑戦するようなものだ」と持論を語りました。
さらに繊細な研磨を施すと、青い輝きの中にターコイズブルーの鮮やかな光がゆらめいて見える13.8カラット(2.76グラム)のオパール宝石がお目見え。これは高価なブラックオパールで、約1万3000米ドル(記事執筆時点のレートで約201万円)相当の価値があるそうです。
最後に、カットした小片の中からも約300米ドル(記事執筆時点のレートで約4万6500円)相当の小さなオパールを磨き出し、一緒に紹介して動画は終わりました。
「こんなに美しい宝石が見つかるなんて!」
最初の原石の状態からは想像もつかない結果に、「今まで見た中で一番汚い原石だった。本当にすごい!」「砂だらけの石の中からこんなに美しい宝石が見つかるなんて!」「こんな使えなさそうな石が、すばらしい宝石になるとは」「私が同じことをやるとしたら気が狂うだろうな」といった称賛のコメントが寄せられています。
※画像は「Black Opal Direct」のYouTubeチャンネルより引用
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