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驚異の走力すぎる! 山岳ランナーの上田瑠偉選手、“富士山4往復”の過酷チャレンジでギネス記録樹立(1/2 ページ)

上田選手「本当に過酷でした」

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 山岳ランナーの上田瑠偉選手が7月13日、富士山に4回登頂する過酷なチャレンジプロジェクト「ONE STROKE - 富士山4往復 -」でギネス世界記録を樹立しました。


ギネス世界記録を樹立した上田選手 (C)Suguru Saito/Red Bull Content Pool

 「ONE STROKE - 富士山4往復 -」は、富士山五合目の4つの登り口を一筆書きでそれぞれ通りながら4回登頂するチャレンジ。過去のチャレンジャーは2人で、これまでの最速記録は11時間53分44秒。今回は10時間台での達成を目指していました。

 7月13日4時51分に富士宮口五合目からスタートした上田選手は、5時52分に1回目の富士山登頂を果たすと、御殿場口五合目へ駆け下りた後に再び頂上へと向かい、8時41分に2回目の登頂を果たします。

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4つの登り口を一筆書きで通るルート(画像は「ONE STROKE - 富士山4往復 -」公式サイトから)

 続いて須走口五合目へ下った後に頂上へ折り返し、11時19分に3回目の登頂。4つ目の登り口である富士スバルライン五合目で折り返し、13時50に4回目の登頂を達成。

 その後、富士山の火口を半周してから富士宮口五合目へと下り、14時46分にゴール。その距離57.06キロメートル、総上昇6772メートルのコースを9時間55分41秒で走破し、「富士山全登山ルートを走破した最速タイム」のギネス世界記録を樹立しました。異次元の走力!


富士宮口五合目から挑戦がスタート (C)Suguru Saito / Red Bull Content Pool

登頂しては下る (C)Keisuke Kato / Red Bull Content Pool

下っては登る (C)So Hasegawa / Red Bull Content Pool

 走り終えた上田選手は、「去年優勝したスカイランニングの世界選手権や、別のトレイルランニングの世界選手権が控えています。9月にアメリカの4000メートル級の山に行く予定なので、富士山に4回登るのは良いトレーニングになりましたし今日の成功は自信に繋がりました」と余裕な様子でコメント。

 しかし、「ただ、本当に過酷でした。半分まで順調でしたが後半の登りがきつくて、前半に築いた貯金を食いつぶしながらギリギリ10時間を切って帰って来られました」とギリギリの達成であったことも明かしています。

 なお、密着映像は11月に公開予定とのことです。

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目標の10時間を切るタイムでゴール (C)Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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