米刑事ドラマの撮影現場で殺人事件、スタッフが射殺される 出演者「犯人が逮捕され正義の鉄ついが下されますように」
31歳の男性が死亡しています。
米刑事ドラマ「LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班」の撮影現場で7月19日(現地時間)早朝に殺人事件が発生。スタッフの1人が射殺されましたが、現在まで容疑者は逮捕されていません。
同番組は1990年から2010年まで放送され、2022年にリバイバル版として復活した「LAW & ORDER」シリーズから派生したスピンオフ。ニューヨーク市警(NYPD)の活躍を描き、2021年から2シーズンが放送され現在はシーズン3の撮影が進んでいます。
事件が起きたのはニューヨークの撮影現場で、現地警察の発表に寄れば被害者はジョニー・ピサロという31歳の男性。犯人は停車中の車内にいた被害者へ近づき、ドアを開けると発砲。被害者は搬送先の病院で死亡が確認されたとのことです。
現地の報道では、被害男性は撮影現場のセキュリティーや駐車整理を担当していて、そのため撮影開始前から現場にいたと伝えられています。また、容疑者とは顔見知りだったのか通り魔的犯行だったのかもまだ判明していません。
事件を受けて番組を放送する米NBCは、制作担当のユニバーサルと「クルーの1人が本日早朝の事件で被害に遭い、結果として亡くなったことを非常に悲しく思い、また衝撃を受けています」との共同声明を発表。継続中の捜査に協力していくと明言しながら「ご遺族と友人にお悔やみを申し上げるとともに、プライバシーへ配慮していただくようお願い申し上げます」と呼びかけました。なお、被害者は両社とは直接雇用関係になく、撮影のため契約を結んだ別会社の従業員だったとのことです。
また番組でベル刑事役を演じるダニエル・モネ・トゥルイットはInstagramストーリーズで追悼のメッセージを公開しながら、「どうか私たちの番組関係者全てに天使のご加護がありますように」とコメント。「事件を起こした人物が見つかり、正義の鉄ついが下されますように。イエス様の名の下に」と事件解決を強く望んでいます。
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42万件のいいねが集まり、ある意味啓発としては大成功でした。
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