高い？　遅くない？　航続距離少なくない？　「こ、これはヤバいかも……！」期待の軽EV「サクラ」に乗ってきた（3/5 ページ）

「プロパイロット」はちょっと高いけれど……「新車、買ってよかった」と思える分かりやすい機能

　では、少し高いオプションとなる半自動運転／安全運転支援機能「プロパイロット」、これは必要でしょうか。標準グレードのSは233万3100円、プロパイロット標準装備グレードのGは294万300円。価格差は約60万円です。

　プロパイロットは、高速道路で確実に便利。前車に追従する「インテリジェント クルーズコントロール」は巡行も渋滞時も、遠出の運転が楽チンになります。

　先端機能の体感は「買ってよかった／買い替えてよかった」を、いろいろすっ飛ばして実は分かりやすくキモチヨク感じられるところ。運転する疲労度が下がれば、その分安全や楽しさに振ることができます。しかし、街乗りしかしないならば使わないかもしれません。

　一方で、プロパイロットに含まれるその他の売り機能の1つ、自動駐車機能の「プロパイロット パーキング」などは街乗り・普段使いで便利な機能です。踏み間違い衝突防止アシストや前方衝突予測警報機能などともに、スーパーなどで駐車が苦手な人、家のガレージがちょっと狭くて苦労している人ほど恩恵がありそうです。

　元の価格を抑えたい軽なだけに、車両価格の約25％強を占めるプロパイロットを選択するかどうかは悩ましいところです。しかし、やはりEVを手に入れるならば……安全性の向上＋半自動運転の先進性も一緒に味わえると「買ってよかった」の満足度はひときわ高まる気がします。