「里帰り出産が選択できない人がいることも知って欲しい」 ママの訴えに共感と励ましの5万4000いいね(1/2 ページ)
家庭によって、事情はさまざま。
「里帰り出産が選択できない人がいることも知って欲しい」……。12月に出産を控えるママの訴えがTwitterで注目を集めています。投稿へは共感の声とともに、記事執筆時点で5万4000件を超える「いいね」が集まりました。
里帰り出産が選択できない人がいることも知って欲しい
「里帰り出産しないの!?」「私は里帰り出産じゃないと無理だなー強いね」とよく言われる。「親が元気で仲が良く、育児を安心して任せられ、祖父母の介護の心配もなく、実家に新生児を育てるスペースがある。」という環境はかなり恵まれている。里帰り出産が選択できない人がいることも知って欲しい。
ツイートを投稿したのは、2歳の子どもを育てるりこ(OL505050)さん。12月に第二子を出産予定の妊婦さんです。りこさんは妊婦生活を送る中で、「里帰り出産しないの!?」と尋ねられたり、「私は里帰り出産じゃないと無理だなー」と意見をもらったりすることがよくあるのだとか。
里帰り出産とは、出産前から一定期間帰省し、実家の近くの産婦人科で出産をすること。産前・産後の期間、母子ともに両親からのサポートを受けられ、ゆとりある子育てをスタートできるというメリットがあります。
しかし、りこさんは安心して里帰り出産ができるような環境を「恵まれている」と考えます。実家の親が産後間もない母親と新生児、場合によっては上の子の面倒が見られるほど元気なことや、気兼ねなくお願いをできるほど親子仲が良いこと、祖父母の介護の心配がないこと、実家に新生児を育てるスペースがあることなど、里帰り出産に必要不可欠な環境は、確かになかなか揃いづらい家庭も多くありそうです。
里帰り出産をしない妊婦が決して「強い」わけではなく、里帰り出産がかなわない理由が人それぞれにあることを知ってほしいと訴えたりこさん。ツイートは多くの反響を呼び、「里帰りできるのが普通だと思わないでほしいし、いろんな環境の人がいることを知らないでの発言は無知きわまりない」「わかります。強さとかじゃなくてそれ以外に選択肢がないんですよね」「私自身実家が子育てに非協力的&毒親なのでその選択肢はありません」と、りこさん同様に帰省しての出産が叶わないない人からの共感の声が多数届いています。
りこさんは別のツイートで「里帰りできないし応援も来ないから羨ましくなることもあるけど、人それぞれ事情があるし、どの選択肢にもメリットデメリットはあるから前だけを向いていかねば...とりあえずお腹の中で大きくなっておくれ我が子よ」とコメント。前向きなお産への思いに、励ましの「いいね」が寄せられています。
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