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「サザエさん」初代マスオ役、近石真介さんが91歳で逝去 「はじめてのおつかい」ナレ―ションでも活躍 「覚悟はしてたけど寂しい」(1/2 ページ)

お悔やみ申し上げます。

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 フジテレビ系のテレビアニメ「サザエさん」の初代マスオ役で知られる声優の近石真介さんが、10月5日に老衰で死去していたことが明らかになりました。91歳でした。


近石真介さん(画像は「ムーブマン」公式サイトから)

 所属事務所「ムーブマン」の公式サイトは10月9日、近石さんが4日前に「眠るように旅立ちました」と発表。葬儀や告別式については、親族近親にて済ませているとしています。


事務所発表の訃報(画像は「ムーブマン」公式サイトから)

 近石さんは「サザエさん」放送開始時からマスオさんの声を10年間担当し、日本テレビ系「はじめてのおつかい」のナレーションでも活躍。TBSラジオ「こんちワ近石真介です」ではパーソナリティーとして人気を博し、優秀な放送番組に贈られるギャラクシー賞を受賞しています。またテレビ東京「いい旅・夢気分」には10年間出演し、テレビ東京社長賞を受賞しました。

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 その他、洋画吹替では映画「猿の惑星」のコーネリアス役の他、主にジェームス・ギャグニー、ジェリー・ルイスの吹き替えなどを担当。舞台、CM、人形劇、各種イベントなどでも活躍してきました。

 この訃報に対しネットには、「マスオの声は近石真介である。それと同じくらいジェリー・ルイスは近石真介であり、TBSラジオの朝ワイドは近石真介なのである」「最近はたまたま観た『はじめてのおつかい』のナレーションで聞いて『かなりの高齢だろうに、お元気な声だなぁ』と思っていた」「はじめてのおつかい勇退から覚悟はしてたけど、やっぱり寂しいなあ」など、その死を悼む声が多く投稿されました。

 また、声優の水島裕さんも、「いつも『裕ちゃん、元気?』と目を細めて声をかけて下さったものです。近石さん、本当にお世話になりました」と故人をしのぶツイートをしています。

水島裕さんの投稿

五月アメボシ

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