え、イラストじゃないの……? どう見ても2次元にしか見えない3次元アートに脳がバグる(1/2 ページ)
イラストの中での生活が味わえる。
2次元の絵にしか見えないけど実際は3次元の空間――線画で描かれたインスタレーション・アート(屋内空間に設置された立体ビジュアルアート)が驚きを呼んでいます。
手掛けたのは、エストニア出身で現在オーストラリアのシドニーに拠点を置くビジュアルアーティスト、アナスタシア・パームソンさん。彼女のインスタレーション・アートは一見、平面に描かれたような部屋のイラストのように見えますが、実際には部屋の中を歩くことができ、テーブルや椅子などに腰掛けることもできる立体アートとなっているのです。
アナスタシアさんの作品は切り抜いた板や中古品、廃棄品の家具を利用。全て白く塗ってから黒いペンを使ってフリーハンドで線を描いていきます。そんなモノクロの部屋の中に立ち入った人は、きっと2次元世界に迷い込んだ不思議な感覚を味わうこととなるでしょう。
2022年に入って数々の個展や展示会にも作品を出展しているアナスタシアさんのインスタレーション・アートは、11月ごろにオンラインで販売する予定とのこと。販売される作品の詳細についてはまだ公開されていないようですが、部屋の一角に線画のコーヒーテーブルと椅子があるだけでもおしゃれな気分に浸れそうですね。
Instagramでは他にも線画で描かれた立体的なテレビやランプ、ソファーなどが見られます。線画の椅子に男性が座っている写真などは、まるで男性の切り抜き写真をイラストに貼り付けたように見え、不思議な感覚を味わえることでしょう。
Image credit:Anastasia Parmson | Visual Artist(Instagram)
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