ニュース

「猫の手触り」を再現したニッセンの毛布が登場→即日完売の人気 猫好きなのに触れない社員の切実な思いが結実(1/2 ページ)

ニッセンに企画の経緯を聞きました。

advertisement

 「ねこすきねこずっとさわってたい」――そんなニッセン社員の熱い思いが炸裂し、猫の触り心地を再現しようと追求して生まれた寝具「猫フィール」シリーズが即日完売となる人気です。これなら猫を飼えない人も、アレルギーのある人も、猫を感じていられる……!

猫の触り心地を目指した「猫フィール」シリーズ
ラインアップは毛布、敷きパッド、ブランケット、クッション。どれも気持ちよさそう

 猫フィールは、「肌触りの心地良い寝具」をコンセプトとする「Coco Feel」シリーズの新商品。ラインアップは毛布(シングル4389円/ダブル6039円)、敷きパッド(シングル3289円/セミダブル4059円/ダブル4829円)、ブランケット(1969円)、クッション(3289円)の4種類で、色はそれぞれ「ロシアンブルー」か「スコティッシュフォールド」から選べます。

 開発に当たっては肌触りを最重要視し、スタッフ一同で多種多様な生地を握ったりなでたりして選定。色はもちろん、毛足の長さや触れたときの温かさに至るまで“猫”を目指したといいます。

advertisement
どれが一番猫に近いかと、生地を吟味する開発風景
猫独特の地肌をバックプリントで再現
毛足の長さは猫の足に近い9ミリに設定
猫のじんわりした温かさは、吸湿発熱綿で再現

 その徹底ぶりを公式Twitterが「はたから見ると『やべえな』という企画が通りました」と紹介したところ、「猫好きなのにアレルギーで触れない自分にとって奇跡の品」「三毛猫柄も欲しい」「外出先で猫を補給できるハンカチサイズも欲しい」と大きな話題に。あまりの人気に、一時は全商品が予約販売を終了する事態となりました。

 編集部はニッセンを取材し、開発の経緯など詳細を聞きました。

―― 開発の経緯や開発期間を教えてください

ニッセン 「猫フィール」は、「ここち(心地)良さ・快適さ(Confortable)を感じていただける寝具を、心(こころ)を込めて」というコンセプトの寝具シリーズ「Coco Feel」の、この冬の新作として誕生しました。

 きっかけは2021年12月の企画会議で、当時入社1年目の社員から上がった「猫に触っていると癒されるんですが、私は今飼える状況ではありません。かといって猫カフェに通っても、猫ちゃんはツンとしていてなかなか触らせてもらえないし……」という切実な話でした。そこから、同じように触りたくても味わえないかたや、猫アレルギーで猫に触れないかたに、猫の肌触り・手触りを存分に感じてほしい! と熱い思いが生まれ、商品企画に発展しました。販売開始は2022年10月19日なので、約1年の開発企画となります。

advertisement

―― 特にこだわった部分はどこでしょう

ニッセン 「猫をなでている手触り」をとにかく追求・研究しました。まずは、企画担当者と猫ちゃんと一緒に住んでいる社員で、あるだけの素材サンプルに触れることからのスタート。どれが猫の毛並みの触り心地に似ていて、どれが気持ちいいかと、納得できる素材選定に苦労しました。

 また、毛並みの表現にもこだわりました。ターゲットにした2種の猫「ロシアンブルー」と「スコテッシュフォールド」を何度も確認しながら、試作を重ねて再現しています。最終ジャッジも普段の企画の担当者ではなく、猫を飼っている社員にチェックを受けています。

―― 公式Twitterでは「はたからみると『やべえな』という企画が通りました」と書かれていましたが、企画が提案されたとき、承認される上長の反応はどのようなものでしたか

ニッセン Coco Feelシリーズは、常に「心地よい手触り、肌触り」を追い求めているので、商品開発担当者間の反応も「やべえな」という反応より、「猫の肌触りを追求するのもCocoFeelならではの企画コンセプトだよね! 世の中の人に“猫”を感じてもらいたい!」といったポジティブなものでした。商品のシリーズ名も「猫を感じてもらう『CocoFeel』だから『猫フィール』だね!」と、自然に決まっています。

advertisement

―― 即日完売となりましたが、反響について感想をお願いします

ニッセン このたびは、多くのお客様に大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。予想を上回る反響で、当初予定分が売り切れとなってしまい、現在追加生産を急いでおります。商品ページの「在庫を見る」にある「入荷お知らせメール」をご登録いただけましたら、予約受付再開時にメールにてご連絡いたします。


 取材後、ニッセンは猫フィールの予約受付を再開。執筆時点では12月下旬発送分が注文可能となっています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  3. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  4. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  10. 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】