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一体なぜこんなルートになったんだ!? 60年前に開通、不思議で謎だらけの愛され険道「山口県道270号」を愛でる(4/6 ページ)

あまりに華麗なスルーっぷり。でも、すごく「愛され」ているんです。

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お待たせしました! あっという間に険道になったぞぉぉ!

 きれいな迂回路を進んでいくと、おぉぉ! 一気に道幅が狭まってきました。こんなにいきなり険しくなるのか。


ここまできれいな2車線路だったのに突然道幅が狭くなった!

県道は左の橋

 県道270号は左の橋を渡った細道へ。太田川から名前を変えた下峠川を越えていきます。いよいよ「険道ゾーン」の始まりを予感させます。


橋を渡ると1車線に。たまった落ち葉とわだちがいよいよ「険道」の予感

 左手にバリケードや「全面通行止め看板」が“寝て”いました。通行止め看板は「1キロ先」を示すもの。ここはまだ通行できることを確認しましたが、やっぱり一筋縄ではいかなそうな雰囲気が漂ってきました。

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わきに寝ていた「全面通行止」の注意看板。これが何を意味するのか、通行止めはまだ有効なのか/それが終わったので注意看板はわきに置かれていたのか、このときはまだ軽視していいた

 ヘキサもかなり年季が入っていました。しかし、下関市と豊北町の合併に伴い「市名の看板だけ」新しくされていました。やっぱりここでも、県道270号線は行政にきちんと管理されている道なのだなと感じます。


合併に伴い、「下関市」の看板だけ新しくなっていた

 1車線で法面も山肌そのものに変容した県道270号線。それでもオレンジ色のガードレールで、きちんと県道であることを主張しています。


険道とオレンジ色のガードレールが美しい

電信柱は木製だった

 いよいよ舗装路に砂利が混じるようになってきました。それでも右手に畑があり、少なくともここまでは人が定期的に訪れ、使われている道路であることも分かります。

 道路脇の山肌に「公社造林 道狭事業地」と書かれた看板が立っていました。狭い道路を広く整備する、将来的な道路用地に転用する意向があることも伺えました。

 ここから左が崖、しかもガードレールなしの細道を行きます。崖といっても断崖というほどではありませんが、ミスして落ちたら廃車一直線。対向車が来たら寿命が縮まる幅です。

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路面に砂利が混じるようになってきた

山肌に看板が立っていました

県が所有する「公社造林 道狭事業地」とありました

左は崖、でもガードレールはなし!

 いよいよ険しくなっていたぞとわくわくしながらカーブを曲がると、何と「通行止め」! 林の中でいきなり行き止まりになりました。


通行止めだった。

 そういえば、さっき寝かされていた通行止め看板は「1キロ先」とありました。あそこの看板は、ここまでの道を使う人か誰かが移動させていたのでしょう。

 県道270号はまさかの通行止めという結末でした。

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