炭鉱で働くパパ、汚れた仕事着のまま急いで子どもとバスケ観戦に　米大学バスケコーチが「グッときた」とSNSに投稿し反響（1/2 ページ）

　すすで汚れた仕事着姿で、子どもとバスケの試合を見に来た鉱山勤務の父親。その姿をとらえた写真が、Twitterで17万いいねを集める反響を呼びました。

　写真を投稿したのは、ケンタッキー大学のバスケチームのコーチを務めるジョン・カリパリさん。「私の家族のアメリカンドリームは炭鉱から始まった。だからこの写真はグッときた」とコメントを添えて親子の写真を投稿しました。

　「聞いた話だが、彼は仕事のあとで急いで息子と試合を見に来たらしい」とカリパリさんは語り、父親と家族をVIPとして試合に招待したいと語りました。

　カリパリさんのツイートは広く拡散され、「この父親は本当のアメリカンヒーローだ」「素晴らしい」などコメントが寄せられました。ほどなくして、この男性の妻モリー・マグワイアさんからカリパリさんに連絡がありました。マグワイアさん一家を試合に招くのを楽しみにしている、と後日カリパリさんはツイートしています。

　米メディアによると、夫のマイケル・マグワイアさんは、帰ってシャワーを浴びていたら試合に間に合わないからと、仕事場からそのまま試合に向かったとのこと。3歳の息子にとっては、初めて観戦するバスケの試合だったそうです。

　モリーさんは自身のFacebookで、マイケルさんは仕事のために家族の行事に出られないことも多かったため、出られるときには疲れていても汚れていても参加しているとコメント。「仕事着で試合を見に来ただけでこんなことになるとは思っていなかったけれど、炭鉱で働く人への皆さんの愛情と応援を夫に見せられるのはありがたい」と反響への感謝をつづっています。