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セレーナ・ゴメス、双極性障害で妊娠難しく「車で泣いた」こと明かす 公開悩んだ精神疾患との壮絶な戦い

「25歳で結婚すると思いながら育った」

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 米歌手で俳優のセレーナ・ゴメスが米ローリングストーン誌とのインタビューで、自身と精神疾患との壮絶な戦いの歴史について語りました。16歳で自身を産んだ母親が俳優を目指していたことからテレビに興味を持ち、子役からスタートしたセレーナがこの業界で抱えてきたストレスがどれほど大きなものだったかが詳らかにされています。


自身の精神疾患との戦いについて赤裸々に語った(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 セレーナは現地時間11月3日、Instagramで同誌とのインタビューのカバー画像を投稿し「私の物語をシェアすることは、簡単なことではありませんでした」といかに覚悟のいるインタビューであったかコメント。セレーナから聞きただすだけでなく自身の話も分かち合ったというインタビュアーに謝辞を述べ、「私がどうして『My Mind & Me』を公開することにしたのか思い出させてくれた」と結んでいます。

 「My Mind & Me」とは、11月4日からApple TV+で配信されるドキュメンタリー「セレーナ・ゴメス:My Mind & Me」。セレーナと精神疾患の戦いについて描かれています。インタビューでは、このドキュメンタリーを公開することを数週間前まで悩んでいたほどであったことも明かしました。

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Apple TV+で配信されるドキュメンタリー「セレーナ・ゴメス:My Mind & Me」

 さらに、2018年ごろまでに“声”が聞こえ始め、双極性障害と診断され、現在2種類の薬を服用中であることも告白。その影響で子どもを持つことが難しいかもしれないというセレーナは「妊娠を望んでいる友達を訪ねたあと、車に戻って泣いた」と、とてもプライベートなエピソードも明かしました。なお、双極性障害は医師と相談し、薬をコントロールすることで妊娠も可能であり、子どもを持ちたいという強い希望も明かしています。


30歳の誕生日は親友テイラー・スウィフトとお祝い(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 また、これまで4つの治療センターで治療を受け、躁鬱や強迫観念で「私がいなければ世界はもっと良くなると思った」と自殺を考えたことも公に。「25歳で結婚すると思いながら育った」というセレーナには年齢を重ねることも苦しみの原因となり、「ばかみたいだけど、本当に世界の終わりだと思った」と多くの女性が陥りつつ大ぴっらには語りにくい不安についてもオープンにシェアしました。

 人気とは裏腹に華々しいセレブの世界になじめず、この業界ではテイラー・スウィフトしか友達がいなかったというセレーナ。2015年にはストレスが大きな原因ともなる全身エリテマトーデスという自己免疫疾患を患っていることを公表。2017年には治療の一環として親友のフランシアから腎臓移植手術を受けます。


親友のフランシアから腎臓移植手術を受け、手術痕も公開(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 現在30歳のセレーナは、移植された腎臓は30年くらいしか持たないかもしれないと明かしつつ、しかしそれで構わないと話します。「“じゃあねー”みたいな感じで」とあっけらかんと人生の去り方について達観したように話す彼女は、現在メンタルヘルスを大切にするためSNSから距離を置き、同じような悩みを抱える人々を支えるさまざまな活動に従事。母親と実業家のダニエラ・ピアソンとともに立ち上げたメンタルヘルス専門のサイト「Wondermind」では心の問題を抱える人たちがお互いに励まし合ったり助け合ったりといったことを目的にしています。セレーナが今回のように、公開することを悩んだほど真に迫ったドキュメンタリーやインタビューをシェアするのは、苦しんでいる人々を助けるという「もっと大きな目的のため」であるようです。

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