映画「キック・アス」「イコライザー」などで知られる米俳優のクロエ・グレース・モレッツが英HUNGER誌とのインタビューで、ネットでミーム化した自身の加工画像が原因で身体醜形障害になったことを明かしました。
インタビューで「これはあまり言ったことがなかった」と前置いた上で語ったのは、ネットで拡散されたとある加工画像について。ブレイクを機に「自身の身体に関するぞっとするようなミームが大量に送られてくるようになった」というクロエが特に影響を受けたのは、ピザの箱を持ちホテルに入っていく自身の写真が加工されたもの。
胴体は短く脚は長く加工され、ピンピールにダークカラーのTシャツとショートパンツを履いた姿は米アニメ「ファミリー・ガイ」のキャラクターに似せたもので、日本でもネット上でしばしば目にするものでした。
クロエは「みんなが私の身体を面白がっていて、そのことを誰かに話したら、“うるさいなあ、面白いだろ”という感じだった」と自身が受けたショックと周囲の捉え方に大きなギャップがあったと回想。いまでもその画像を見ると動揺し、克服できてないと感じるのだといいます。
それ以降、着飾ってレッドカーペットで写真を撮られることを楽しめなくなったというクロエは、実際には存在しない外見の欠点にとらわれてしまう「身体醜形障害」だったと自己分析。誰もが抱えるものとしながら、「SNSによって膨らみ表面化してしまった」と話しました。
クロエは、こうした悩みを解決しようと「基本的に、世捨て人になった」とのこと。カメラマンから離れるとありのままの自分でいられるものの、写真を撮られると不安になり「動機が激しくなったり過呼吸になったりした」と正直に明かしました。
クロエは5歳から芸能活動をスタートし「キック・アス」で一躍有名になった12歳のころから世界が一変した経験も吐露。12歳のとき10人以上の成人男性であるパパラッチに取り囲まれ、母親がもみくちゃにされてしまった経験も語りました。
有名人がインタビューでこれほどプライベートな感情を吐露することは珍しいことですが、1度「世捨て人」になったクロエだからこそ語れることなのかもしれません。
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