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『作りたい女と食べたい女』同性婚法制化を目指すチャリティー始動 マグカップやトートバッグなど販売(1/2 ページ)

期間は11月15日から12月16日23時59分まで。

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 KADOKAWAは11月15日、人気漫画『作りたい女と食べたい女』第3巻の発売を記念して、日本での同性婚法制化の実現を目指すチャリティープロジェクト「#物語のままで終わらせない」を始動すると発表しました。プロジェクト始動を記念して、11月15日の朝日新聞朝刊に全15段広告を掲載しています。

チャリティプロジェクトの始動を伝える朝日新聞朝刊の広告。パンケーキを囲む野本さんと春日さん

 『作りたい女と食べたい女』は、日常生活で女性を取り巻く生きづらさや違和感を「食」の連帯を中心に取り扱い、レズビアンを自覚した女性2人の恋愛を丁寧に描く物語として注目を集めています。

『作りたい女と食べたい女』第3巻

 チャリティプロジェクトでは『作りたい女と食べたい女』オリジナルグッズを販売し、売上から制作費、諸経費を除いた金額を「公益社団法人Marriage For All Japan - 結婚の自由をすべての人に」に寄付します。期間は11月15日から12月16日23時59分まで。

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 オリジナルグッズのラインアップは「コーヒーセット(1100円)」「パンケーキセット(3300円)」「オムライスセット(5500円)」の3つ。なお、マグカップ、トートバッグは単品では取り扱っていません。

  • コーヒーセット(オリジナルステッカー3種)
  • パンケーキセット(オリジナルステッカー3種、オリジナルマグカップ)
  • オムライスセット(オリジナルステッカー3種、オリジナルマグカップ、オリジナルトートバッグ)
オリジナルステッカー3種(レインボーフラッグ×食べ物をテーマにしたオリジナルステッカー)
パンケーキセット。マグカップは内側が赤色のバイカラー仕様
オムライスセット。クッキーアソート風イラストのトートバッグもついた3点セット

 また、Twitter、InstagramなどのSNSで「#物語のままで終わらせない」と投稿することで、チャリティプロジェクトに賛同できます。

著者「同性愛を描く人間として、できることはないかと考えた」

 著者のゆざきさかおみさんは、同性婚が実現していない現状について、「たくさんのGL・BL作品、同性愛表象が存在するこの国で、同性婚が法制化されていないという事実がずっと不思議でなりませんでした」と疑問を呈したうえで、チャリティプロジェクトを企画した経緯をこう説明しています。

 「フィクションのなかでは自由に描かれる一方で、現実では性的マイノリティのひとたちの権利が制限されている。そんな現状を、物語を楽しむひとたちにも知ってほしい。同性愛を描く人間として、できることはないかと考え、企画したのがこの『作りたい女と食べたい女』チャリティプロジェクトです」

 「好きなひととでもいい、自分ひとりでもいい。誰もが望む未来を選択できる社会になってほしい。その実現への一歩を、一緒に踏み出してみませんか」と呼びかけています。

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Marriage For All Japan「チャリティは法制化賛同の輪を全国にさらに広めるために使う」

 公益社団法人Marriage For All Japan - 結婚の自由をすべての人には、「自分と相手の性別によって結婚が制限されない社会。性別にかかわらず、結婚を選べる社会。それは、日本では夢物語と思われてきたかもしれません。婚姻の平等(同性婚の法制化)は、日本でもきっと実現します。けれど、ただ待っているだけでは、その日はなかなかやってきません」と前置きしたうえで、こう述べています。

 「私たちマリフォーは、SNS等で情報を発信したりイベントを開催したりするほか、国会議員の方々と面談したり、賛同する企業が増えるよう動いたりしてきました。いただいたチャリティは、法制化賛同の輪を日本全国にさらに広めるために使わせていただきます。その日の一日も早い実現のために、みなさんと共に歩んでいければ幸いです」

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