「俺が毎日弁当作る」友達に手作り弁当を売る男子学生、その理由は? 友情描く漫画が心温まる(1/2 ページ)
貯まった売り上げの使い道まで含めて最高。
お昼にコンビニ飯ばかり食べている佐藤に、「俺が手作りした弁当を200円で買ってくれ」と持ちかける山田――男子学生同士の、ちょっと変わった友情を描いた短編漫画「山田の弁当」がTwitterで好評です。作者は漫画家の柏木大樹(@kasiwagidaiki/pixiv)さん。
いつもお昼休みを一緒に過ごしている山田と佐藤。山田の食事は母親の手作り弁当ですが、佐藤には作ってくれる人がおらず、父親が毎朝置いていく500円で買った既製品を食べています。
そこで山田が思いついたのが、くだんのアイデア。弁当を作って佐藤に売れば、毎日200円が入りますし、佐藤も手元に300円が残ってWin-Winです。悪くない話だと取引は成立し、2人はこれから毎日同じ弁当を食べることになりました。
もっとも、提案した山田も初心者ですから、弁当のクオリティもそれなり。おかずはほぼ焦げていますし、卵焼きはぐずぐずでいり卵状ですし、味付けもミスって塩辛く……と、初日は散々でした。
佐藤からは山田のお母さんに2人分作ってもらう案も上がりましたが、山田は「俺が金もらうんだ俺が作らなきゃ」と、めげずに毎朝作ります。そうこうするうちに料理の腕は上がり、10日も続いたころにはまともな弁当が出てくるようになりました。
日に日においしくなる弁当に「200円は安いから」と、佐藤の提案で価格はわずかながら上がり250円に。結果的に、昼食代の500円は2人で折半されることとなります。
佐藤は特に欲しい物もなく、なんとなく毎日の250円を貯金する日々。山田も同じくらいのお金が入っているのに散財している様子もないし、いったい何に使っているのだろう……? そう考えていた矢先、「弁当今日で最後な」と、山田から唐突に切り出しました。
山田の意図は何なのか、貯金の使い道は? 読者から「心温まるすてきなお話」と評判の結末は、ぜひ漫画本編でご覧ください。
柏木さんは、Twitterやpixivなどで多くの漫画を公開。pixivFANBOXとFantiaでは、「山田の弁当」の物語を山田の母親視点で描いた番外編、「山田家の弁当」を公開しています。
作品提供:柏木大樹(@kasiwagidaiki/pixiv)さん
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