アニソンの帝王・水木一郎さん、肺がんのため74歳で死去 「生涯現役」10日前のラストライブでも笑顔絶やさず(1/2 ページ)
アニキ……。
“アニメソングの帝王”こと歌手の水木一郎さんが12月6日に肺がんのため死去していたことが、12月12日にオフィシャルサイトを通じて発表されました。74歳でした。
水木さんのオフィシャルサイトは12日、「弊社所属の歌手・水木一郎が令和4年12月6日 午後6時50分、肺がんのため永眠いたしました」と訃報を掲載。「昨年4月末に肺がんが発覚し、入退院を繰り返しながら放射線治療や薬物療法を行い、1年7か月あまり闘病生活を続けておりましたが、去る12月6日に救急搬送先の病院にて息を引き取りました」とかねて公表していた肺がんの闘病の末、帰らぬ人となったことを伝えています。
また水木さんの闘病について、「脳転移、リンパ節転移、髄膜播種を伴う厳しい病状ではありましたが、『生涯現役』を目標に、治療とリハビリに励み、活動を続けてきました」とつづり、「思うようなパフォーマンスができなくなってもその強い意志は変わらず、最後のステージとなった11月27日のライブでも満面の笑みを浮かべておりました」と息を引き取る約10日前に出演したラストステージでの写真を掲載しています。
なお通夜および葬儀は、遺族の意向により近親者のみで執り行われたとのこと。水木さんの公式Instagramでも訃報が伝えられており、ファンからは「アニキ…悲しいです。歌声は心の中で響いているけれど、今はまだ受け入れたくない」「素晴らしい歌声をありがとうございました」「アニキ…御冥福をお祈りします」など追悼のコメントが続々と寄せられています。
水木さんは「マジンガーZ」「バビル2世」「侍ジャイアンツ」「仮面ライダー」シリーズなど多くのアニメ、特撮シリーズの主題歌を担当。“アニキ”の愛称や「ゼーット!」の掛け声で日本中から愛され、長年にわたって日本のアニソン業界に貢献してきました。
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4月下旬にファンに向けたお別れ会を設ける予定。
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