ダイソーが広島平和記念公園の千羽鶴を再利用した折り紙を発売　カラフルな紙片が美しい「peacepiece」シリーズに1.9万超のいいね（1/2 ページ）

　広島平和記念公園に集まった千羽鶴。平和への思いを継承しながら新しい製品へと生まれ変わらせた、ダイソーの折り紙「peacepiece」（110円）■がTwitterで話題になっています。投稿には、「かわいい」「すてきなアイデア」などの声と共に、記事作成時点で1万9000件を超える“いいね”が集まりました。

　投稿者は、漫画家の幸宮チノ（@chino_y）さん。幸宮さんが紹介した「peacepiece」は、一見白をベースに淡い色の紙片をちりばめたおしゃれな折り紙に見えます。

　実はこの色は、広島平和記念公園に届けられた千羽鶴と、リサイクル古紙を使ったからこそできたもの。紙全体にちりばめられているのは、さまざまな色の折り鶴のなのです。カラフルですてきな模様……！

　平和記念公園には、毎年国内外から約1000万羽、重さにして10トン以上の折り鶴が届ているそうです。これらを保管し続けることは難しく、折り鶴に込められた想いを継承する方法を検討した結果生まれたのが、この「peacepiece」です。

　なお「peacepiece」シリーズは、折り紙の他にも、メッセージシールや一筆箋、便箋、封筒、ミニカードセットなどさまざまな商品が展開されています。実際に購入した幸宮さんは、「PeacePieceって名称もいいし紙自体も色とりどりの破片が美しくて可愛くていい」と感じたそうです。

　投稿を見た人からは、「良い取り組み！」「すてきなアイディア」「広島の企業であるダイソーさんなのも味わい深い」など、ダイソーの取り組みを称賛する声が多数寄せられました。また、「めっちゃ欲しい……かわいい……！」「ちゃんと色味活かしてあるの最高だから買ってこようかなー」など、デザイン性を評価する声も見られました。

　環境に配慮しつつ、平和への思いを身近に感じることができる「peacepiece」。おしゃれなデザインは日常のさまざまなシーンで活用できそうです。

　平和記念公園の折り鶴は、この他にも、再生紙で作ったノートを無償で配布する折り鶴ノートプロジェクト、「Re:ORIZURU」のさまざまなグッズ、広島市内の学校の卒業証書などの形で再利用されています。