親友の“一番の友達”が自分じゃなかった…… 切ない漫画に「辛い」「幸せになって」の声(1/2 ページ)
こんなの泣いちゃう。
親友の一番が自分じゃなかった漫画に、6万件以上の「いいね」と読者からの同情が寄せられています。悲しいけど、こういうことあるんですよね。
漫画はTwitterに創作漫画を投稿している松本(@Franchise_Matsu)さんによる作品。
加奈子と里沙は中学時代からの大親友で、大人になってからも毎月会っているような仲。しかし加奈子は里沙から「小学校からの一番仲の良い友達がいる」と、この日初めて聞かされました。それは、お互いが一番の友達だと思っていたのは加奈子だけだったと分かった瞬間でもありました。
里沙の一番の友達は、バンドをやっている加奈子のファンなのだそうです。しかしそのとき加奈子は里沙が何かをしゃべっていても上の空で、「へ~」くらいしか答えられなくなっていました。
里沙の一番であることをアイデンティティとしていた加奈子。予告もなく突きつけられた現実に自分の存在意義の弱さと浅ましさを思い知らされ、さらに今までの里沙との思い出まで奪われた気になってしまいました。
そしてそれを歌にしたら、売れました。しかし大観衆から歓声を浴びて、里沙とその一番の友達から声援を送られても、加奈子の喪失感と大親友というポジションが埋まることはありませんでした。
感情を創作に昇華した結果売れてしまったのは、一見するとハッピーエンドです。しかし売れたことで物理的にも心理的にも距離が広がってしまい、加えて里沙と友達はファン同士さらに仲良くなっていくというのは、加奈子にとってはハッピーエンドとは程遠いもの。
読者からは「辛いよねぇ……」「泣いちゃうよ、こんなの」「幸せになってくれ」など、同情の声が寄せられています。
作品提供:松本(@Franchise_Matsu)さん
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