「この間、乗ったばかり」 野口健、ネパールの飛行機墜落に怒りと悲しみ 身近でも事故多発で「明日は我が身」(1/2 ページ)
野口さん「ネパールの国内線は、あまりに墜落事故が多い」
登山家の野口健さんが1月17日にInstagramを更新。乗客乗員72人を乗せたネパールの飛行機墜落事故を受け、「カトマンズ発、ポカラ便は、僕もついこの間、乗ったばかり」「国を上げて飛行の安全に対し本格的に取り組むべき」など思いをつづっています。
野口さんは娘の絵子さんとネパール東部に位置するアイランドピーク挑戦を間近に控えており、同日に登山家用のロッジがあるチュクン村に到着したことを報告。15日にイエティ航空のカトマンズ発ポカラ便の旅客機が墜落し、少なくとも68人が死亡したとされる事故にも言及しており、「ネパールの飛行機事故の一報。またかと…。悲しみと同時に怒りの感情も湧いてきます」と心痛しています。
ネパールの地を何度も訪れている野口さんは、「ヘリを含めると毎年のように墜落事故を起こしている印象があります。カトマンズ発、ポカラ便は、僕もついこの間、乗ったばかり」「ネパールの国内線は、あまりに墜落事故が多い。犠牲になられた方々がもう本当に気の毒でならないし、ネパールの飛行機事故を聞く度に明日は我が身だと…」など他人事ではない事故に思いを吐露。
「以前、僕らを迎えにくるはずの飛行機が墜落したことがあり、また、その数年後には僕らをヒマラヤからカトマンズまで運んでくれたヘリがその直後に他の登山隊の元に向かった途中で墜落」と身近なところでも墜落事故が多発しているといい、「シェルパ達ともネパールの国内線はヤバいと話しましたが、もう、半分諦めモード。『落ちる時には落ちる。だから、日頃の行いが大切。毎日、お祈りをすることがが大切』と話していました。分からなくもないですが、しかし、乗客の努力によって飛行の安全が保たれるようではいけない」と現地民のリアルな温度感も伝えています。
また野口さんは、「ネパールの飛行機会社がどへだけ安全対策に真摯に取り組んでいるのか。ネパール人はどこかで飛行事故に慣れてしまったのか、諦めモードなのか、そのような印象を持ちますが、国を上げて飛行の安全に対し本格的に取り組むべき」と提言。最後には、「アイランドピーク挑戦の直前になんとも悲しく辛いニュースが飛び込んできてしまいました。さぞかし無念であっただろうと、心が痛みます。明日から気持ちを切り替えて先に進みたいと思います」と犠牲者を悼んでいました。
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