“ディオール展”は「絵描きさん絶対行った方がいいです!」 イラストレーターならではの意外な着眼点に7.6万いいね(1/2 ページ)
真っ白だからシワと影が分かりやすい。
東京都現代美術館(清澄白河)で開催中の「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展。会場を訪れた女性が「洋服の絵を描くときの良い資料になる」とTwitterに投稿し、記事作成時点で7万6000件の“いいね”を集めるなど話題になっています。
投稿者は、イラストレーターのpai(@pai02)さん。ディオール展を訪れたpaiさんは「ドレスの試作品を展示したアトリエのコーナーが服のシワフェチにはたまらなかった……!!!!」というコメントとともに、真っ白な衣装の数々が展示された写真を紹介。「真っ白だからシワのより方・影の落ち方が分かりやすくてめちゃくちゃ良い資料になります!! 絵描きさん絶対行った方がいいです!!!」とつづっています。
paiさんが写真で紹介しているのは、展示室のひとつである「ディオールのアトリエ」の様子。オートクチュールを作るための試作品を展示している部屋で、真っ白な試作品の衣装に囲まれた幻想的な空間が広がっています。
スカートにふんわりとボリュームを持たせたドレスや、ウエストを絞ったコルセット風ドレス、袖に大胆なボリュームをあしらったトップスなど、さまざまなディティールの白い衣装がそろっています。どの生地もシワや影がはっきりと見えるため、確かに洋服の絵を描く人には大いに参考になりそうです。美しい衣装そのものだけでなく、衣装のシワや影にも注目するのは、イラストレーターならではの着眼点ですね。
投稿を見た人からは、「これみてめっちゃ行きたくなりました」「これは……行くしかない! すごい!」「2枚目がすごく好き……。布に寄るシワと影、最高です……」「絵描かないけどこれは、宝石の国の冬眠前の様子みたいで、とても良き」などの声が寄せられていました。
また、ディオール展は「セーラームーンのプリンセス・セレニティのドレスがある」とSNSで話題になったことも(関連記事)。さまざまな視点でディオール展を見てみると、新たな発見や感動があるかもしれませんね。
「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展は2023年5月28日まで開催しています。
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