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「うまい話なんてないと散々聞いてきたのに」 TKO木本、10年来の友人にもだまされたという“投資トラブル”に自戒、共謀は否定(1/2 ページ)

芸能活動を再開することも明らかにしました。

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 お笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが1月23日に記者会見を実施。2022年7月にスポーツ紙が報じた“投資トラブル”について説明し、「この反省は、深く今もしております」と謝罪しました。


今回の騒動について話す木本さん(画像は「THE PAGE」YouTubeチャンネルから)

 木本さんは、黒いスーツで会見に登場。冒頭、今回のトラブルについて説明するのが今になったことと騒動に巻き込んだ友人らに対して謝罪しました。騒動発覚から半年近くたっての会見になった理由について、詐欺の可能性があることや、会見をした結果より悪い状況になる懸念があるとして被害者から「いま会見するのはやめてくれ」などと言われていたことを挙げました。

 木本さんの説明によると、2017年、仮装通貨投資にのめり込み、暴落を味わった木本さんは、資金損失に焦ってFX(外国為替)トレードをし始めたそうです。その際、知人から紹介された“FXトレーダー”とされるA氏(仮名)に対し、お金を増やしてもらおうと数人の友人を誘って計1億7000万円ほどを預けたと説明しました。

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 しかし、何カ月かたってA氏と連絡が取れない事態に。姿をくらます前から、発言内容がところどころ変わっていたことから疑念を抱き、約6000万円を返却してもらったところ、A氏と連絡が取れなくなったそうです。

 木本さんたちがA氏と連絡が取れないか情報収集していると、10年来の友人で後輩だったというB氏(仮名)から、“自分もAにお金を預けていた”と連絡が入りました。と同時に、不動産投資でもうけている知人にお金を預けて、被害分を回収することに協力させてくれないかと提案があったそうです。

 木本さんはそのとき、わらにもすがる気持ちで、知人ら3人とともにB氏に計5億円強を預けたと説明。しかし、数カ月経っても“運用が始まらない”とB氏に説明を受け続けたことから疑念を抱き、1億6000万円分は返してもらったものの、A氏同様行方知れずになったそうです。

 木本さんは、車や腕時計などの家財を売ったほか、家族や知人の協力も得て、A氏による損害を受けた友人には2022年夏の騒動発覚時には被害金額の返却が済んだと説明しました。

 その後、A氏とB氏には弁護士も交えて連絡が取れるようになり、同年9月にはA氏から木本さんへの返済が開始。B氏からも返済計画が伝えられているそうです。木本さんが損害分を返すといった知人の中には、自己責任だったとして返却を辞退する人もいたと明かしました。

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会見には、相方の木下さんも登場(画像は「THE PAGE」YouTubeチャンネルから)

 今回のような事態は、木本さん以外にもありうる話で、反省点としてはどんなことが挙げられるかという記者の問いについては、「当たり前に僕は“気付いてなかった”んではなくて、きっと“目を向けてこようとしなかった”ですが、いわゆる“おいしい話”なんて本当にないんだと今思っています」「とにかく、うまい話なんてないなんて散々聞いてきたのに、自分には特別にそんな話やってきたんやと思ってしまったことが一番の反省ですかね」と回答しました。

 「A氏やB氏と共謀していたのでは」などの疑惑については、「それだけは否定させてください。そのようなことは一切していません」と釈明しました。もし、A氏とB氏から返済されないという事態になれば、刑事告訴を取る方針であることも明らかにしました。

 木本さんは当初計4億円の借金を抱えましたが、現在は、協力もあって3分の1ほどに。生活していくために、知人の会社でアルバイトもしていたそうです。会見では、「仕事復帰して、前に進まないと収入も生まれないし」と応援も受けたことから芸能活動を再開し、2月には相方の木下さんと2人でトークライブを行うことも明らかにしました。

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