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足への振動で道案内 靴で視覚障がい者向けの靴に装着できるデバイスが先行販売スタート(1/2 ページ)

記事執筆時点で目標金額の100万円を達成。

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 靴で視覚障がい者をナビゲートするシステムの先行販売が、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で開始されました。記事執筆時点ですでに目標金額の100万円を達成し、170万円以上の支援を集めています。販売期間は3月5日まで。

 「あしらせ」は、大手自動車メーカー・ホンダの新事業創出プログラムから創業したAshiraseが開発した、足への振動を利用して目的地へ誘導するナビシステム。視覚障がい者が「1人で自由に歩ける」ことを実現すべく、2018年3月から開発をスタートし、今回約200台を先行販売モデルとして販売します。

 靴に装着したデバイスが独自の振動アルゴリズムで目的地へ誘導することで、歩く本人のルート確認の負担を減らし、周りに注意を払うことに専念できるようになるとのこと。これにより間接的に安全をサポートします。

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靴に装着したデバイスの振動で進行方向を教えてくれます

 道に迷ったときは、足のモーションジェスチャーで進行方向の指示を要求可能。またデバイスは、さまざまなサポート機能が搭載された月額制の専用アプリ(※現時点ではiOSのみ対応)と連携し、目的地の設定やデバイスのアップデートなどもできます。

 記事執筆時点では、50人限定の超早割プラン(5万2800円)から「あしらせ」の先行販売モデルが購入可能です。試してみたい人向けに「あしらせ体験会への参加」もリターンとして用意。詳細はCAMPFIREの支援ページから確認できます。

 ちなみに、2023年3月ごろには一部代理店での販売も予定しており、価格は8万8000円を想定しています。

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