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グラミー賞、初のトランス女性受賞者が誕生 世界最年少で性転換手術を受けたキム・ペトラス(1/2 ページ)

ペトラス「omg i’m a tranny with a grammy…」

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 第65回グラミー賞で、サム・スミスとキム・ペトラスのコラボ曲「Unholy」が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞。ペトラスはグラミー賞を受賞した初めてのトランスジェンダー女性となりました。


トランスジェンダー初のグラミー賞を受賞したペトラス(画像はキム・ペトラスInstagramから)

 2月6日(日本時間)に米ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された第65回グラミー賞授賞式。同部門を受賞したスミス&ペトラスは、この日のために特別デザインされた全身レッドの「ヴァレンティノ」衣装に身を包み、世界的に知られるドラァグクイーンのヴァイオレット・チャチキ、ゴットミックらを引き連れて登場しました。


ドラァグクイーンを率いて登場したスミス&ペトラス

 トランスジェンダーであることを公言しているアーティストとして初めてグラミー賞に輝いたペトラスはスピーチで、「私がこの賞を受賞した初めてのトランスジェンダー女性」と喜びを語り、2年前に転落事故により急逝したトランジェンダーアーティストのソフィー・ジオンを追悼した他、LGBTQへの支援に熱心なマドンナへの感謝も言葉に。また自身のSNSでは、「omg i’m a tranny with a grammy…」と感極まった思いをつづっています。

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ペトラスの受賞スピーチ(画像はYouTubeから

 ドイツ生まれのペトラスは幼少期に性自認が女性だと気付き、当時世界最年少の16歳で性別適合手術を受けて女性に。母国ではアーティストとして花開きませんでしたが、渡米後の2017年にリリースした「I Don’t Want It at All」はMVにパリス・ヒルトンが出演したこともあり大ヒットを記録。ポップ界の新星として人気を博し、ついにはアメリカ音楽界最高の栄誉であるグラミー賞を手にしました。

ペトラスの受賞スピーチ
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