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芸人が猿を虐待する動画に批判 日光さる軍団の代表が謝罪「指導と大きくかけ離れた行動」(1/2 ページ)

運営元のおさるランドの公式サイトに謝罪文が掲載されました。

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 猿まわしで有名な「日光さる軍団」で、女性芸人が猿を虐待しているとされる動画が物議を醸している件について、運営元のおさるランドの公式サイトに謝罪文が掲載されました。日光さる軍団の代表・村崎太郎さん名義によるものです。

画像はTwitterより(編集部でモザイク加工)
画像は公式サイトより

 物議を醸した動画では、該当芸人が「違う」「こっちこんでいいの」などと言いながら、猿の肩を強くつかんだり、足を叩いたり、両手でこめかみをグリグリしたりする様子が収められていました。猿は時折鳴き声を上げており、こめかみを痛めつけられたときには激しく顔をゆがめています。

画像はTwitterより(編集部でモザイク加工)

 村崎さんはこの動画について、「弊社の芸人のとった行動で多くの方に不快な思いをさせてしまった事につきまして深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、経緯について説明しました。

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 おさるランドの社内で調査した結果、当該芸人の行動はおさるランドでの指導内容とは「大きくかけ離れた行動になっていた」として、すでに当該芸人と猿との接触をさせない処置を取ったとしています。村崎さんが本人に事情聴取したところ、「当日、新しい芸に挑戦したが思い通りにならず、感情的になってしまいあの様な行動に至った」と釈明しているとのことです。

 村崎さんは「猿と共に生き、共に芸をする関係において、指導以上のこのような突発的な行動が許されるものではないという事を、伝えきれていなかった私の指導不足と痛感し、重ねてお詫び申し上げます」と、あらためて謝罪。

 また、「今後日本の伝統芸能猿まわしを継承していくにあたり、現代のグローバルスタンダードを意識し、猿のトレーニングに留まらず、野生動物であるニホンザルと人間が共存共栄していくという事について、内部だけでなく、外部からのご意見にも耳を傾け、さらに社内浄化システムの確立をしていかなければならないと心から思っております」と、今後の対応について述べています。

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