パッと見分からない! 犬に噛まれ上唇失ったプロスケートボーダー、“7度目の術後姿”が驚き呼ぶ 「あなたの外科医は魔術師」(1/2 ページ)
2020年から約2年でここまで。
2020年11月に、いとこが飼っていた犬に上唇を噛みちぎられてしまった米プロスケートボーダーのブルックリン・クーリー。2月16日、7度目となる再建手術の結果をSNSで公開し、事故直後と比べあまりに自然な姿に驚きや祝福の声が寄せられています。
ブルックリンが投稿したのは手術直後のまだ麻酔で眠っている姿や、麻酔から覚め起きあがった際の横顔などを捉えた3枚の写真。まだ縫い痕は痛々しいものの、そこには自然に膨らむ上唇がしっかり存在しているのが確認できます。
ブルックリンは当該写真に、「昨日の手術はとてもうまくいきました! 外科医は予定通り完遂し、人中、唇とキューピッドボウ(上唇の山型ライン)を再建してくれました。今はすごく腫れていますが、腫れが引けばすばらしい見栄えになるでしょう。感謝します」と手術の詳細と感謝のコメントを添えています。
ブルックリンが上唇を失ったのは、身体能力の高さで知られる闘犬ピットブルを飼っているいとこと昼食をともにしたときのことでした。座っている犬の頭を立ったままなでたブルックリンは、いとこの方へ視線をやり、それからもう一度犬に視線を戻すとその瞬間犬の身体が自分の顔にぶらさがっていたとのこと。
とっさに犬の頭を押し返そうともがき、その状態を約1分間続けたあと、噛みちぎられた自身の上唇を持っていとこと病院に。しかし残念ながらもとに戻すことはできませんでした。
治療をはじめた当初は上の歯茎がむき出しになった状態でしたが、同じような状況におかれた人のため、再建手術による経過を包み隠さずSNSでシェアし続けてきたブルックリン。12月には、まだ上唇の膨らみや山型、人中の窪みは視認できなかったものの、仏化粧品/香水専門店セフォラでリップメイクを施してもらうことで、とても自然に見えるようになる動画も公開していました。
ブルックリンはおそらく最後になるだろうと希望する今回の手術にあたり、米People誌の取材に「以前は、どうでもいい些細なことが気になっていました。例えばあの事故が起きた時、上唇にはニキビができていて、自信がありませんでした。そうしたら15分後には上唇全部がなくなっていたんです」「現在は視点が変わって、今を生きるということ、そして美に定義なんてないということを学びました」とコメント。
事故は肉体的にも精神的にも想像を絶する試練だったと推察されますが、糧にして前向きに進歩していく勇気ある姿を多くの人に示しています。
今回の投稿へは、「あなたは何て勇気ある人なんだろう?」「すてきな笑顔を取り戻せてとてもうれしい」「あなたの外科医は魔術師だよ!! あなたの健康と早い回復を祈ります」と手術の成功を喜ぶ声や外科医の持つ技術に驚く声、また、「次は唇にタトゥーを入れて色を着けるのでしょうか?」とブルックリンの次のステップへ興味を示す声などが寄せられています。
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