関西電気保安協会が、ついに芸人デビュー!? 毎年恒例のWeb動画が今年もシュールな面白さ
今年は「ペーパーホアンくん」も登場だ!
関西人はほぼ全員節をつけて呼んでしまうことで有名な、関西電気保安協会。近畿地方で工場・マンション等の電気の点検・保安業務や、ご家庭の電気の安全調査を行っている一般財団法人……ではあるのですが、絶妙にユルいCMでおなじみの存在でもあります。
そんな関西電気保安協会は2017年から毎年Web動画を配信しており、2023年も新作が登場。毎年ひねりの効いた内容となっていますが、今年はなにやら「お笑い芸人がいきなり関西電気保安協会の人になってしまう」という動画だそうです。なんて?
第1話:相方が関西電気保安協会になってしまった男「漫才」
主演はダブルヒガシ。昨年のM-1グランプリで準々決勝まで進出した、若手芸人の注目株です。そんな2人が舞台上で漫才を披露。「関西電気保安協会の人が点検に来るから、ボケの大東さんが職員のフリをして点検の練習をする」という、ちょっとありそうなネタが進みます。
しかし大東さん舞台上に再び現れたときには、なぜか関西電気保安協会の人の姿で登場。衣装はともかく、顔まで変わってません……? 巨大な疑問を残したまま、動画は終わります。
第2話:相方が関西電気保安協会になってしまった男「大喜利」
お笑いライブ中の大喜利コーナー。「こんな最新ゲーム機はイヤだ」のお題に対して、大東さんと思しき“関西電気保安協会の人”は「コンセントが変色してしまっている」と回答。凍る会場の空気。楽屋でも、ダメ出しそっちのけでタコ足配線をチェックする姿は、心身ともに完全に関西電気保安協会の職員です。
第3話:相方が関西電気保安協会になってしまった男「ピン」
東さんが知らないうちに、なにやらピンの仕事が増えていた相方。すっかり関西電気保安協会姿も板につき、電子レンジのアースや感震ブレーカーをチェック。その芸風が完全にお茶の間にも受け入れられており、東さんは複雑な表情を浮かべます。
第4話:相方が関西電気保安協会になってしまった男「決別」
居酒屋でコンビの将来について話すダブルヒガシ(のはず)の二人。東さんが東京での勝負を持ちかけるも、完全に関西電気保安協会の人になっている大東さんだった男は「滋賀より東には行けないので」と断ります。
仕方なく別々の道を歩もうとする東さんに対し、「電気にはプラスとマイナスがあり、両方そろわないと電気にはなれない」という話を始める相方。コンビ愛にホロリときかけたところにいきなり謎のフリップが登場し、漏電の危険についての解説が始まります。誰も彼を元に戻すことはできないのか……。
第5話:相方が関西電気保安協会になってしまった男「旅立ち」
引っ越しの準備を終え、とうとう東京へと旅立とうとする東さん。「お互いのためやろ」と相方に語りかけるものの、彼は黙ってたたずむだけ。
そこに鳴り響くインターフォン。画面のむこうには元に戻った大東さんがいて、もう一度コンビで漫才をしたいと熱い思いを語りかけます。え、ちょっとまって、じゃあ家の中にいるこの人はマジで誰よ? 不気味な笑みを浮かべる「関東天気保全組合」の男。ちょっとしたホラーやんけ……。
まさかの展開続きなのに、妙なリアリティーがあるこれらのWeb動画。それもそのはず、第1~4話に登場する関西電気保安協会の人は、本物の職員なのだそうです。
【番外編】相方が関西電気保安協会になってしまった男
さらに番外編として、実際にダブルヒガシの2人が関西電気保安協会を題材にした漫才を披露。無理めなお題かと思いきやしっかりネタになっているあたり、さすがという感じです。5つ目の動画の「関東天気保全組合」が、オチとしてフックアップされているのもうまい。
合わせて、関西電気保安協会は例年通り新聞広告も展開。今年は「今日からはじめる『腹話術実践講座』」と題して、読売新聞(大阪本社版)にて3月14日から6日間連続公開します。ホアンくんとののどかなお喋りから、バチバチのラップバトルに至るまで、腹話術を通して電気の安全な使い方と関西電気保安協会のことを知ることができるそうです。ラップバトル……?
さらに、広告に掲載されているQRコードから「ペーパーホアンくん」をダウンロードできるという仕掛けも。特設サイト上でも配信されるので、新聞広告を見られないという人も安心です。
毎年毎年マジの職員を動員して、楽しませてくれる関西電気保安協会のCMシリーズ。ゆるさとマジメさが同居した温度感は唯一無二です。そのままのキミでいてくれ……と願わずにはいられない動画でした。
提供:一般財団法人 関西電気保安協会
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2023年3月17日
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