大統領の苦悩を味わえるゲーム「Suzerain」が話題 国家の復興も汚職で投獄されるも全てプレイヤーの選択次第(1/2 ページ)
近代の歴史や政治が好きな人はぜひ。
大統領となって政情不安な国家のかじ取りをするPCゲーム、「Suzerain」(Steam)が、近ごろTwitterで注目を集めています。プレイヤーは選択次第で復興の立役者としてたたえられもするし、不正がもとで投獄されもするとか、大変だけど面白そう。
Suzerainはドイツの開発会社「Torpor Games」が手がけるRPG(一般的なRPGでなく“ロール(役割)をプレイ(演じる)”する意味合いと思われる)。プレイヤーは架空の国家「ソードランド」で新たに就任した大統領として、外交や内政などあらゆる問題に対して決断を下していくこととなります。
ゲームの進め方自体は、各地で持ち上がった議題に対して選択肢を選ぶだけとシンプルで簡単。ただ、「自由市場と計画経済のどちらを重視するか」「移民を受け入れるか締め付けるか」「西側の資本主義国と東側の共産主義国のどちらにくみするか」「軍事や内政などの予算配分」など、大枠だけでも悩ましい問題ばかりです。
「インフラ構築において道路網と高速鉄道のどちらに投資するか」「メディアとどう付き合うか」など、さまざまな議題に答えていくと物語は進行します。記者への受け答えや家族へのケアなど、議会の外でも選択を迫られますし、プレイ中は「あちらを立てればこちらが立たず」でメンタルが削れることうけあい。
2020年発売のゲームですが、プレイヤーの富田勢源(@ANNO1189)さんのツイートで脚光を浴びることに。「民主化と経済復興を目指すも、憲法の改正は賛成が得られずに失敗し、インフラへ投資した結果、借金がもとでインフレが加速し、任期中は公約を何も果たせぬままスキャンダルと疑獄に巻き込まれ、最後は刑務所で過ごすことになった」と、政治というものの難しさを物語るプレイレポートは、「このゲームが上手い人を政治家にすれば?」などと話題を呼びました。
SuzerainはSteamにて1700円で販売中。英語版のみですが、有志のパッチによる日本語化は可能です。
※記事に掲載したスクリーンショットは、メーカー非公式の日本語化パッチを適用したものです
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