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はま寿司、使用期限切れの食材を福島の店舗で提供 期限シールを貼り替えて使用(1/2 ページ)
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回転寿司チェーン「はま寿司」は4月7日、消費期限切れのネタを提供している疑いがあるという報道について、一部で自社の基準に基づく管理がなされていなかったことを確認したと発表しました。
3月末の週刊文春の報道で、福島県にある「はま寿司 郡山堤店」への取材をもとに、はま寿司に消費期限切れのネタを提供している疑いがあると報じていました。3月30日時点ではま寿司は、「事実は確認できなかった」と発表していました。
しかし同店の全従業員を対象に事実関係の調査を行った結果、食材の期限管理に関して、食品衛生法の趣旨には即しているものの、一部で自社の定めた基準に基づく管理がなされていなかったことを確認したとしています。
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はま寿司では消費期限を超えない範囲で「使用期限」という管理目標を定めて店舗運営を行っていたものの、郡山堤店では使用期限が一部守られていなかったことが判明。使用期限を超えた食材で、目視により変色など状態の劣化が見られなかったものに対し、期限シールを貼り替えて使用したといいます。
「背景には、当社の『使用期限』自体が、安全に保存できる時間に余裕をもって設定してあることから、一部の従業員の中で『多少の超過なら安全上も問題はない』との誤った認識があり、『食品ロスを削減したい』という考えで行いました」(はま寿司)
同社は「明らかに社内ルールから逸脱した行為」として謝罪し、今後同種の違反行為に厳重に対処するほか、人の手に頼らないシステムによる食材管理手法について早急に検討するとしています。
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