スープストック「離乳食無料」の反響受け声明発表 「子連れでためらう方の助けになれば」(1/2 ページ)
今後もバリアフリーの取り組みを進める揺るがない姿勢を示しました。
Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)は4月26日、離乳食後期の全店無料提供について、さまざまな意見が寄せられたことを受け、声明を発表しました。今後もバリアフリーの取り組みを進める揺るがない姿勢を示しています。
スープストックトーキョーは4月18日、外食店舗全店で離乳食およびキッズセットを提供開始すると発表。SNS上では「素晴らしい」「とても助かります」など歓迎する声が多く見られた一方、一部では否定的な声も寄せられていました。
スープストックトーキョーはこれまで反響について発表は控えていましたが、4月26日に声明を公開。これまで本件について発言を控えていた理由について、スープストックトーキョーは「私たちの存在意義について想いを巡らせ、考えを深めていたからです」と説明し、あらためてこの取り組みを始めた思いを述べました。
スープストックトーキョーでは以前から、グルテンフリーやベジタリアン対応スープの販売、コロナ禍での医療従事者への食事の無償提供など、食のバリアフリーの取り組みを推進してきました。今回の離乳食を無料提供する取り組みもバリアフリーの一環で、すでに一部店舗で実施して多くの利用客から好評だったため、「小さなお子様連れという理由で外食店での飲食をためらう方の助けになればと始めた」と説明。
一部で指摘された店舗内の狭さについては認めつつも、「実際にお越しいただいた際には、狭い店内ではサービスが行き届かずご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、心を込めてお迎えさせていただきます。どうぞ気兼ねなくご利用ください」と呼びかけています。
また、スープストックトーキョーは「私たちは、お客様を年齢や性別、お子さま連れかどうかで区別をし、ある特定のお客様だけを優遇するような考えはありません。私たちは、私たちのスープやサービスに価値を見出していただけるすべての方々の体温をあげていきたいと心から願っています。皆さまからのご意見を受け止めつつ、これからも変わらずひとりひとりのお客様を大切にしていきます」とコメント。
続けて、「世の中の環境の変化が激しい中、社会が抱える課題もさまざまです。それらを私たちがすべて解決できるとは思っていません。でも、小さくてもできることもあるとまじめに思っています」として、今後もひとつひとつバリアフリーの取り組みを進める姿勢を示しました。
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