「私スープストックトーキョーにメールしたことあんの」 友人を絶望から救ったスープの思い出に反響(1/2 ページ)
あったかいお話。
友人を救った「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」のスープについてのエピソードがTwitterに投稿され、「いい話」「スープストック行く!」と、話題を呼んでいます。投稿には、記事作成時点で5万5000件以上の“いいね”が寄せられました。
スープストックが友人を助けてくれた
私スープストック東京にメールしたことあんの。並々ならぬ思いで。心ボロボロになって布団から一歩も出られなくなって福祉担当の人がきても「ご飯買って食べるのよ」としか言わず、外に出るとみんなが自分を責めてる気がして怖くて動けなくなった友達に送ったのスープ。ただ、スープなら食えるかなと思ったからスープにしたんだけど、特別感あるし元気になって欲しかったから……(ちばちょごりさんのツイートより)
この投稿をしたのは、ちばちょごり(@chibachogori)さん。先日、食べるスープの専門店・スープストックトーキョーは、離乳食提供についてさまざまな意見がよせられたことを受け、「世の中の体温をあげる」という企業理念をあらためて示す声明を発表しました。そんな中、ちばちょごりさんはある友人とスープストックトーキョーのエピソードを語ります。
ちばちょごりさんの友人は、以前心身共に疲弊したことから、布団から一歩も出られないという状態におちいってしまったそうです。福祉の力を借りても状況は変わらず、外に出ることが困難でした。その友人にちばちょごりさんが送ったのが、スープストックトーキョーのスープだったのです。
友人宅の冷蔵庫には、調味料しかない状態だということを知っていたちばちょごりさん。スープには、「スープなら布団の上で泣きながらでも食べられるかもしれない。スープストックトーキョーのスープなら特別感もあって、食べようという気持ちになるかもしれない。元気になってほしい」「スープなら、一緒にご飯を食べようかな、パンを食べようかな、と思ってくれるかもしれない」という願いを込めました。
すると、友人はなんと、スープを食べてくれた上、ご飯を炊き、さらにはパンを買いに外に出ることができたそうです。ちばちょごりさんの心からの思いが届き友人を動かしたこと、また、おいしい食べ物が持つパワーに胸が熱くなります。友人はその後、無事に回復し、元気に仕事をしているそうです。本当によかった……!
この出来事から、「スープ、すごいな」と感動しスープストックトーキョーに感謝のメールを送ったちばちょごりさん。いま、「世間の体温を上げたい」というスープストックトーキョーの理念をあらためて知り、「ほんっとにね、カッケー」と思いを巡らせるのでした。
友人の生きる気力を取り戻す手助けをした、スープストックトーキョーのスープの力。また、ちばちょごりさんの友人を想う気持ちと、「スープなら……」という気づきと行動力にも心を動かされます。
この投稿には「スープストック絶対行く」「温かいスープって本当に力になるんだよね」といった声の他、「スープもすごいけど友情がすごい」など、2人の関係への賞賛のコメントが多数寄せられています。
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