「これは押したくなる」 “型押し”でマンホールを再現するスタンプラリーが話題 下水道科学館に導入の理由を聞いた(1/2 ページ)
台紙がキラキラしているのも魅力的。
下水道科学館が取り入れた“型押しのスタンプラリー”が、「これは押したくなる」「見ててワクワクする」などと好評です。ねとらぼ編集部では、導入の経緯などについて同館に話を聞きました。
投稿したのは、Twitterユーザーの服部円(@madokahattori)さん。「大人でも興奮して全制覇してしまった」というスタンプラリーは、大阪市下水道科学館(大阪府大阪市)で行われているものです。「マンホールふたスタンプを集めよう!」というタイトルで、「大阪城ふた」や「市制100周年ふた」など9種類を館内を回りながら集めます。スタンプは一般的なインクを使うものではなく、型押しで絵柄が浮き出る仕組みであることが特徴です。
遊び心くすぐるアイデアや、銀のキラキラしたデザインに「これは押したくなる素敵なデザイン」「めっちゃ楽しそう」「見ててわくわくする」などの反響が集まりました。またインクを使わない点から、手が汚れない、インクの補填をしなくて良いなどのメリットをあげる声も見られます。
2022年4月にリニューアルオープンした同館は、下水道の仕組みやその必要性、水環境などについて学べる体験型施設。話題となったスタンプラリーはリニューアルのタイミングで導入されたといいます。ねとらぼ編集部では、この魅力的なデザインやアイデアについて下水道科学館に話を聞きました。
――型押しのスタンプを採用した理由を教えてください。また導入の経緯をお聞かせください
大阪市下水道科学館(展示デザイナー):大阪市下水道科学館は多層に渡る施設なので、館内を周遊させる案の1つとしてスタンプラリーを導入しました。型押しスタンプは他の施設にもあるので、特段オリジナルという訳ではないのですが「型押し×マンホール」という組み合わせは、下水道施設のスタンプとしては相性が良かったと思います。
スタンプに採用したマンホールふたの絵柄自体もマンホールカードになっているぐらいキャッチーなものなので、それを集めて回るのは楽しいだろうということと、ちょうど大阪市が下水道事業125周年のマンホールふたを作ったタイミングだったので、特別なマンホールをスタンプとしても持ち帰れるというのはうれしいのではないか、ということで決定しました。また、押した時のマンホール感を出すために、金属感があり型が残りやすい銀泊を採用しています。
――来館者の反応はいかがですか
大阪市下水道科学館(スタッフ):お子様から大人の方まで、幅広い年代の人が楽しんでくださり、大阪市下水道科学館を訪れたお土産として持ち帰ってくださっています。リニューアルオープンから1年が経ちましたが、開館当初からずっと人気のコンテンツです。「キラキラの用紙に型押しでスタンプするめずらしいやり方が楽しい」というお声や、「本物のマンホールふたをコレクションしているみたい!」とお褒めの言葉も多くいただいています。
大阪市下水道科学館では他にも、「キン肉マン マンホール」のカードを配布するなど、マンホールや下水道に関する様々なコンテンツやイベントを用意しています。
画像提供:服部円(@madokahattori)さん
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