3度里親を辞退された元野犬、初日は震えて動けなかったが…… 先住犬・猫と打ち解けてリラックスする姿に涙
ずっとのお家が見つかってよかった。
お家にきた初日は震えて動けなかった元野犬。日に日に心を開いていく様子がInstagramに投稿され、記事執筆時点で45万再生を突破。「すてきです!」「ワンコの力って偉大ですね」と話題になっています。
投稿主さんのお家には、茨城県で保護された猫の「ビビ」ちゃんと、群馬県の保護団体「ドラクロアドッグランチ」出身の保護犬「琥珀」くんが暮らしていました。そして2023年4月、もう1匹のワンコがやってきたのです。
そのワンコの名前は「モロ」くん。関東で活動しているドッグレスキューチーム「Team LeaDog」で保護されていた、生後1年ほどの男の子です。
モロくんは野犬の子で生後3カ月ほどは赤城山で暮らし、その後保健所をへて、7カ月ほど預かりボランティアさん宅で過ごしていたそうです。その間3回里親希望の申し出があったものの、3回とも辞退になってしまった……という少し訳ありのワンコなのだとか。
ちなみに3回の辞退は安易な気持ちではなく、全てモロくんを思ってのことだったとのこと。その経緯を知った投稿主さんは家族と相談し、覚悟を決めてモロくんを迎え入れることに。しかし気合を入れて迎えたモロくん……改め「琥鉄」くんは、びっくりするほどいい子だったのです。
投稿主さん宅にやってきた初日は震えて動けず、ほぼ一日中玄関にいた琥鉄くん。しかし2日目には一歩前進し、3日目には先住犬の琥珀くんとすっかり打ち解け、5日目には寄り添って休むようになりました。そして6日目には、一緒にお散歩に行けるほどにまで心を開いてくれたのでした。
投稿主さんによると、琥鉄くんは琥珀くんとはもちろん、先住猫のビビちゃんとも“いい感じ”なのだとか。人間にはまだまだ慣れていないものの、動物たちの相性が良いだけで120点とし、人間とはのんびりやっていくスタンスでいるそうです。
琥鉄くんがお家に来てから数日で心を開いてくれたのは、琥珀くんとビビちゃんの存在あってのことかもしれません。もちろん、飼い主さん一家が琥鉄くんに向けるおおらかで優しい気持ちをしっかりと感じ取って、安心してくれていることも大きく影響しているように思えます。
投稿主さんはInstagram(@kohaku_vivi_kotetsu)に、ビビちゃんと琥珀くん、そして琥鉄くんと暮らす日々の様子を投稿しています。少しずつ投稿主さんたちとの距離を縮め、愛らしさが増していく琥鉄くんが気になる人は、遊びに行ってみると良さそうです。
画像提供:ビビ(猫)&琥珀(犬)&琥鉄(犬)(@kohaku_vivi_kotetsu)さん
(三日月 影狼)
オススメ記事
関連記事
「どこを触っても噛まれた」「嫌なら返品してと言われた」悲しげな保護犬が家族になり…… 満面の笑みになったビフォーアフターに涙
最初と表情が全然違う!道端で迷子のゴールデンレトリバーを発見、一時保護した2日後…… 心あたたまる同居犬との思い出と奇跡が感動を呼ぶ
ずっと忘れないでいてね。分離不安症で自傷行為が止まらなかった売れ残りのトイプー 家族の愛情で徐々に明るい表情を取り戻していく姿に感涙
第23回はトイプードルの「空」くんです。「人間が怖くてかむ」「4歳まで段ボールで育った」元保護犬 優しい家族と出会って2年のビフォーアフターに涙
愛されて優しい子に育ってます。2年をかけて野犬を保護、初めてのおうちに戸惑うも3年後…… 先住犬と仲良く暮らすビフォーアフターに涙がにじむ
お迎えして3年たちました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.