コミケ102は「来場の制約を大幅に緩和」　アーリー入場チケットは「深夜来場者が激減」で継続（1/2 ページ）

　コミックマーケット準備会は、2023年8月12～13日に開催のコミックマーケット102について、来場に関する制約を大幅に緩和すると発表しました。「DOUJIN JAPAN 2020」の同人誌即売会開催ガイドラインが廃止されたことによるものです。

　C99～C101で感染対策として実施していた人数制限は廃止となりますが、安全確保のための制限は実施。1日当たりの総参加者数の上限は設けないものの、一般参加、サークル、その他を合わせ、1日当たり十数万人程度をめどとする予定としています。

　一般参加には「アーリー入場チケット（10時30分入場開始）」「午前入場リストバンド型参加証（11時入場開始）」「午後入場リストバンド型参加証（13時30分入場開始）」「更衣室先行入場チケット（9時30分以降順次入室開始）」のいずれかが必要となります（更衣室は先行入場しない場合、当日に受け付けすれば誰でも利用可能。なお別途コスプレ登録料が必要）。

　アーリー入場チケットは抽選販売で、午前入場リストバンドは在庫がある限り当日まで一部専門店で販売、午後入場リストバンドは在庫がある限り当日まで一部専門店で販売するほか、会場外での当日販売も予定。チケット申し込みやリストバンド販売の詳細については6月下旬に公開予定となっています。

　会場内の安全確保のため、チケット・リストバンド型参加証の販売数には上限があるとのこと。またこれらを所持していない人が入場できる時間（いわゆるフリー入場）はないとしています。

　感染対策については、マスク着用は個人の判断に委ねるとし、「他者に対してマスク着用またはマスクを外すよう強要することはご遠慮ください」と述べています。また救護室などではスタッフだけでなく、参加者を含め、マスク着用をお願いする場合があるとして協力を求めています。

　準備会は、「C99～C101において、一般参加者の皆さんにご負担いただいたチケットによる収入は、コロナ禍による開催経費の増大や、C98の中止と2年間の空白において悪化したコミケットの財政状況を大きく助けていただくこととなりました」と感謝を述べ、C103以降は一般参加者のチケット・リストバンド型参加証による収入を元に、サークルの参加負担を軽減する予定としています。またアーリー入場チケットについて、始発前の来場者が激減したとして、深夜来場者対策などのため今回も継続すると述べています。