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「初めて見た」 新幹線と新幹線をつなぐ「桟橋」がSNSで話題 JR東海が語る“正体”とは(1/2 ページ)

渡り板は標準装備なんですって。

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 運転見合わせとなった新幹線同士を桟橋で接続して、乗客をホームに誘導していたという投稿が、Twitterで大きな注目を集めました。桟橋の正体などを東海道新幹線を管理するJR東海(東海旅客鉄道)広報部に聞きました。

 話題になっているのは、Ryo(@F15j_ryo)さんが「新幹線のめざし初めて見たわ…」と添えて投稿した3枚の写真です。投稿日の2023年6月2日は、台風2号の影響で各地に記録的な大雨がもたらされ、鉄道各社では運転見合わせが相次ぎました。

 写真を撮影した場所は三河安城駅で、新幹線のドアの向こうに別の新幹線が停車しているのが見えます。奥に見える新幹線は「通過線」と呼ばれるホームに接続していない線路に停まっているため、本来であれば乗客をホームに下ろすことはできません。

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新幹線のドアの向こうに別の新幹線が見える

新幹線同士をつないだ「桟橋」

 しかし、新幹線のドアとドアをつなぐように「桟橋」が作られたことで、手前の新幹線を経由し、奥の新幹線の乗客を安全にホームへ誘導することができるようになっています。

 Twitterでは「新幹線ってこんなぴったり停められるのか」「なにこれすげえ」「こういうこともできるんですね」といった反応のほか、「40年くらい前に雪で名古屋駅で止まった時もこんな風だった」といった体験談も寄せられていました。

 この新幹線の間にできた「桟橋」の正体を、東海旅客鉄道広報部に聞いてみました。


ホームに乗客を誘導するためにかけられた橋

 広報担当者によると、渡り板は1編成につき4枚が搭載されているそうですが、「おそらく国鉄時代から使用していたのですが、具体的にいつから使用していたかは不明」とのことで、渡り板を導入した経緯についてもわからなくなっているそうです。

 桟橋の中央にある土台の正式名称は「中継台」で、停められた新幹線のドアから渡り板をかけて、乗客をホームへ誘導できるように設置しているそうです。東海道新幹線の管内では新富士駅、掛川駅、三河安城駅の3駅に設置されています。

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画像提供:Ryo(@F15j_ryo)さん

春山優花里

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