「Zero Project」、アイドル21名の契約解除で騒然 一部は脱退理由に「前連絡なんもない、気づいたらクビ」「私にも分かりません」(1/2 ページ)
運営はかねて組織再編を訴え。
“総勢200名以上”をうたうアイドルプロジェクト、「Zero Project」の公式Twitterが6月16日に更新。ライブやレッスンへの出席がないとして、メンバー21名の契約解除を発表しました。
同プロジェクトは、「Zero1リーグ」を頂点に、「Zero2」「Zero3」「Zero4」「Zero5」の5つのリーグを形成。リーグにはA~Eのブロックが存在し、各ブロック内の「王道派」「K-POP派」「清楚派」「個性派」「パワフル派」といったコンセプトを持つグループが定期的に昇格や降格を繰り返します。
プロジェクト公式Twitterは16日夜、「<Z3~Z5メンバーの契約解除の発表> 本日付けで下記メンバーの契約を解除させていただきます。応援ありがとうございました」と発表。
「ライブやレッスンの出席しない」(原文ママ)として、Z3~Z5リーグに所属するメンバーの上野結愛さん、温翎禾さんをはじめとする総勢17名の契約解除を告げており、同時に「指示に従わず、契約解除誓約書が未締結もしくは制服の返却を行っていない」として、みさきさん、ノノさん、御厨紅遥さん、るきのさんの4名を同様の処分に付しました。
合計で21名が契約解除となった「Zero Project」。一部の元メンバーは各自のTwitterで公式発表に言及しており、温翎禾さんは「前連絡なんもない、気づいたらクビされた…」と驚いていたほか、上野結愛さんは「一つだけ言わせて頂きたいことがあります」「出ることはしっかり一ヶ月前には事務所から承認を得ていました」「なので今回脱退になってしまった理由は私にも分かりません」と首をかしげるような事情を訴えています。
なお、今回の発表に先駆けた同日午前、公式Twitterは「全ては私の責任です」として、運営会社「Origami」代表取締役・石橋一平さん名義の書面を公開しています。
文書中で石橋さんは、リーグ制の創設やチェキの枚数に応じたメンバーの昇格基準について、「アイドル活動に割ける時間が同じ者同士でリーグ、ブロック、チームを組ませ切磋琢磨させること」が本来の目的であったとしながら、「ピラミッドを作るブランディングを優先してしまい、アイドル活動にまだ専念できないメンバーでさえも昇格させました」と告白。
メンバーのあいだで活動量をめぐる濃淡が生まれた結果、ライブやレッスンのスケジュールを組めず、ステージで披露する楽曲の変更などスタッフへの負担が増加したとし、「このままのZero projectでは、一生懸命頑張っているスタッフ、メンバーが報われません」と反省の意を示すとともに、「毎回何らかの理由をつけて遅刻する者」「メンバーの悪口を言い触らす者」「協調性の無い行動を取る者」「常識の範囲外でチームに迷惑をかける者」などを脱退させることでプロジェクトを再編すると宣言していました。
今後は、ルールを順守できるメンバーを「全日組」と「土日組」に振り分けるとのこと。書面の最後で、「全日組は土日組よりアイドル活動に使える時間が多く、新曲を披露するスピードなどが違うため、絶対一緒に活動をしてはいけないだけなんです」と訴えつつ、「自分のペースでアイドル活動を楽しめるZero Projectをもう一度目指させていただきます」とし、同日にメンバーに対する説明会を実施するとコメントしていました。
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