50ドルで買った中古の椅子、世界に50脚しかない激レア品だった オークション出品で8万5000ドルに(1/2 ページ)
買った椅子を調べたらすごいものでした。
中古で50ドル(約7000円)で購入した椅子をサザビーズのオークションに出品したところ、落札価格が10万8000ドル(約1520万円)まで高騰した出来事が注目を集めています。使い古された椅子は世界に50脚しかない、有名デザイナーの作品と判明したのです。
個人が中古品を売買できるFacebook Marketplaceを眺めることが日課という人気TikTokerのジャスティン・ミラー(miztermiller)さんが見つけた中古の椅子は希少価値が高いものでした。レザーでできたもので、色味や独特な形状から、ひと目見て気に入ったそうです。販売者とやりとりしていたところ、修理すれば価値あるものになると教えてもらったといいます。
ミラーさんが購入した椅子について調査すると、デンマークの伝説的なデザイナーであるフリッツ・ヘニングセンが手がけたものではないかという結論に至ります。世界に50脚しかないもので、過去の売却品を参考にすると10万ドル(約1400万円)ほどの価値があることがわかりました。詳細を紹介したTikTokの動画は、約20万件の“いいね”が寄せられています。
ミラーさんは世界的なオークションハウスのサザビーズに連絡し、オークションへの出品を提案されます。サザビーズは椅子が本物だと確認し、修復を手配。出品された椅子は、6月に実施されたオークションで、購入時の金額をはるかに上回る10万8000ドル(約1520万円)で落札されました。ミラーさんが実際に手にする金額は、手数料を差し引いて8万5000ドル(約1200万円)になったそうです。
歴史的な価値がある椅子を手に入れたミラーさんには「とんでもないラッキーだ」「こんな発見したら泣いてしまう」と幸運をうらやむ声がたくさん寄せられています。ミラーさんはオンラインで落札の瞬間を見守る様子も公開していて、発見から販売までの流れと合わせて見ると感動的な瞬間にも見えるかもしれません。
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