ニュース

世界中の「水」がある日突然“少し硬く”なったとしたら……さまざまに考えられる結末のSF漫画が話題呼ぶ(1/3 ページ)

「食べる水」というのは、高齢者などに向けた水分補給の方法として、実際に研究が進められているようです。

advertisement

 現実には絶対にあり得ないことでも、もしもそれが実際に起きたとしたら、世界は一体どうなるのか。SFというジャンルは思考実験でもある、と言われる理由は、そのような「現実に起こり得ないことをどう起こすか」「それが起きたらどのような結果になるのか」という思考実験を重ねたもの、と捉えられるためだそうです。

 今回ご紹介する作品は、生き物にとって必要不可欠な物質の特性が、ほんの少しだけ変わったらどうなるのだろうか……というもの。漫画の作者は勝見ふうたろー(@mangaka_tsumi)さんです。

突然水が「ちょっと硬く」なったら?

 ある日のこと。世界中のすべての水が、ほんの少しだけ硬くなりました。少しだけ硬くなった水は「スライムのような柔らかい物質」で、この日から世界中の水は「液体で飲めるもの」ではなく「歯ごたえがある食べるもの」「固体として“使う”もの」となったのです。

advertisement

 この異変が起きたことで、日本はもちろん世界中がパニックとなりました。ですが1カ月ほどで事態は収まり、世界も人間も徐々に「少しだけ硬くなった水」へ適応していきました。

 水を嗜好品として楽しむ人、水を使った新たな料理レシピの開発、水で遊ぶテーマパークの開設、などなど。生き物と水との関わり方は大きく変わり、人々は「変化した水」のある生活を楽しみはじめたのです。

 そのように「変わった世界」を見て、主人公の女の子は考えます。「確かに社会は変わり、人間の身体と水の関係も変わった。でもこれは、本当に変化と呼べるのだろうか」と。それでも彼女は深く悩むこともなく、新たな世界に順応した普通の生活を送るのでした。

 ところで、水が飲むものではなく食べるものとなったため、人々はいつの間にか「喉が乾く」という感覚を忘れていました。そしてまたある日のこと、始まりの日と同じように、ひとつのできごとが唐突に起こるのですが……。

 水が少し硬くなった世界は一体どうなったのか。その結果として何が起きるのか。さまざまに考えられる物語の結末は、漫画を読み進めてお確かめください。

advertisement

作品提供:勝見ふうたろー(@mangaka_tsumi)さん

記事:たけしな竜美(@t23_tksn

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  2. 指先サイズの小さな器に木を植えて、育てたら…… 「芸術だ」「半端ない」鳥肌モノの“神盆栽”に反響
  3. 古くなったジーンズは捨てないで! 目からウロコの“アイデア”に大反響「なにこれかわいい!」「こんなの作れるんだ」【海外】
  4. 秋葉原の黒髪メイド、“すっぴん”大公開→フルメイクすると…… 別人級の大変身に驚き 「しぬwww」「信じられない」
  5. 「二度と顔見せないで」 岸田メル、サイン色紙が約30万円で高額転売され怒り 「これ描いた人覚えてます」
  6. 母「昔は超モテた」→息子は疑っていたが…… 500万再生された“当時の姿”に「えええええ」「ウソでしょ?」【海外】
  7. アナフィラキシー死去の25歳歌手、生前の初予約投稿が訃報後に……“3月のぼく”が遺したラストメッセージに悲嘆殺到「何で今なんだよ」「タイミングわるいよ」
  8. 「見習うことばかり」 80代おばあちゃんの春服&収納術がステキ! 上品かつオシャレで「憧れです」「尊敬します」
  9. 友人の畑で取った土→水槽で水を入れて1カ月後…… “興味深い結果”に「ワクワクしました」「こんなの見たことない」
  10. 古くなった着物、捨てないで! 目からウロコの“リメイク術”に驚き「天才ですね」「娘の結婚式これで行きたい!」