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【漫画】もし「承認欲求を満たす薬」が開発されたら? 漫画家志望の女の子が“心をドーピング”するSFが心に来る(1/2 ページ)
「人は認めてもらわねば生きていけない」。
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1年前、「承認欲求」を満たすサプリメントが発売された――工場で働きながら漫画家を目指している女の子が「承認を与える薬」を飲む漫画が心に来ます。この薬が私たちにもたらすのは……?
飲んでしばらく安静にしていると、頭の中の声がたくさん自分を褒めてくれる、心を満たすサプリメント。大手製薬会社が、人が持つ「承認欲求」を満たすために開発し、それが多くの国に広まった世界でのお話となっています。
主人公は漫画家を目指す女の子。自分の作品が面白いか不安になり、「……承認を足せば自信を持って描けるかも……?」と、その薬を使います。
「天才じゃない?」「最高」「すき」。聞こえてくるその声が幻聴だと分かっていても、反射的に満たされてしまう女の子。しかし同時に「本物の承認が得られれば、こんな薬に頼らなくてもよくなるのに」と考えてしまったり……。それにきっと、承認が欲しくて漫画家になりたかったわけではないはずです。
漫画家になりたいという思いと、そこから生まれる悩み。このとき、薬は女の子にとって結果を出すためのドーピングに近いものでした。ですが次の日、職場の工場で起こった事故が、彼女と薬の関係を一変させ……。
SFながらも身近な設定が「もしも本当にこんな薬があったら」と想像をかき立てます。人によっては、女の子に自分を重ねて心えぐられてしまうかもしれません。
作者はTwitterユーザーのねりけし(@nerikeshi_k)さん。Twitterやpixivで新作漫画を公開しているほか、過去作をモーメントにまとめています。
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