店に客が来ないと思ったら悪霊のせいだった! 退治するかと思いきや――優しい結末の漫画に「好き」の声集まる(1/2 ページ)
適材適所でみんなハッピーに。
人を迷わせる悪霊を除霊した後に優しい結末が待っていた漫画に、読者からの「好き」が集まっています。作者はX(Twitter)に漫画を投稿している矢薙(@yanaginga)さん。
念願かなってようやくオープンしたクレープ店。しかし開店当日から1人も客が来てくれません。店長が泣きそうになっていたところに、ついに客が来てくれました。顔色はひどく悪くて怪しげで、怖いとさえ感じる風貌の男でしたが……。
初めての客ということに加えて「すごくおいしい」と言ってもらえて喜ぶ店長。初対面なのについ客が来ないことを愚痴ってしまいました。すると男は不思議なことを告げます。「お客さんは増えると思いますよ、今日から」と。
男が店から離れてすぐにお札で除霊すると、お店にはすぐにお客さんが入ったのです。男は霊媒師で、お店に憑いていたのは「人を道に迷わせる悪霊」。悪霊が逃げ出したくなるほどの異様な雰囲気と笑顔で、霊媒師は「そういうイタズラをするなら、もっと面白いのがあるよ」と、提案しました。
ある夜、金持ちを狙った強盗グループの車のナビがおかしな動きをしました。しかも辺りは真っ白くなり、ようやく出口を抜けたと思ったらそこは警察署の前……そう、「人を道に迷わせる悪霊」は警察署長のもとで、事件を未然に防いでいたのです。悪霊の特性を生かして人の役に立つことをさせるのが、霊媒師の仕事。彼のおかげでクレープ店の店長も悪霊も警察署長も、みんな笑顔になったのでした。
悪霊が取り憑いているのではと思えるような見た目に反して、人にも悪霊にも優しい霊媒師の漫画に、読者からは「なるほど適材適所」「悪霊もやりがいある職に着けてよかった」「普通に祓う話よりスカッとした」などのコメントが寄せられています。悪霊も成仏しそう。
このお話は、矢薙(@yanaginga)さん発行の無料電子書籍『悪霊を退治する人の話』に収録されています。現在Kindleで配信中です。
作品提供:矢薙(@yanaginga)さん
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