「予算は5万円」「風呂に入れ！」人気VTuberがコミケ初心者を徹底指導　佃煮のりお、伊東ライフ、兎鞠まりに学ぶ「コミケ入門講座」がわかりやすい（1/2 ページ）

　8月12日から13日にかけて東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット」に初めて参加するという人に向けて、ベテラン同人作家である人気VTuberたちが集結。実体験を元にアドバイスをする「コミケ入門講座」が、YouTubeで注目を集めています。

　配信を行ったのは、VTuberで漫画家の佃煮のりお（@norioo_）さん。著名な同人作家であるVTuber・伊東ライフ（@itolife）さん、サークル参加が経験豊富な美少女VTuber・兎鞠まり（@tomari_mari）さんの2人をゲストとして招き、今夏のコミケで初めてサークル参加するというVTuber・神楽めあ（@KaguraMea_VoV）さんに「基本的な知識」から「コミケで気をつけてほしいこと」などを教えるという内容です。

　コミケ会場でサークル参加者が割り振られるスペースの配置から、サークル参加者・一般参加者のマナーなど、大ベテランたちが自身の経験を振り返りながら解説しています。

　例えばサークル参加者の楽しみの1つでもある「挨拶まわり」。サークル参加者同士のコミュニケーションはとても重要で、みなさん挨拶はしっかりするべきという考えを示して、のりお先生とライフ先生が寸劇で手本を披露しました。

　しかし、兎鞠まりさんによると、スムーズにやりとりが進むのは「平和なパターン」であり、まれに挨拶をしても「コミュニケーションエラーを起こして挨拶が返ってこない人とかいるから」と実体験を語りました。これにライフ先生も「いたなー」と何かを振り返っていました。いったい何があったんだ……？

　また、視聴者からの寄せられた質問にも回答しており、「お金をいくら持っていくべきか」という予算の質問に対しては、ライフ先生は「5万円はほしい」とざっくりとした予算の組み方、兎鞠まりさんは「予算を決めた上でプラス2～3万円」と事前に購入するものを決めた上で追加予算を組むという考え、のりお先生はある即売会に参加したときを参考に「絨毯爆撃で買いたくて10万円くらい」と欲望に忠実な予算感を語っています。

　このほかにも、当日の見本誌チェックで発覚した修正漏れの対応で、大量の黒いマジックペンを大急ぎで用意して、本の内容を黙々と修正し続けたというライフ先生のやらかしエピソードから、コミケ前日に不安にかられて精神的に弱っていたところに「明日行くよ！」とSNSで声をかけてもらえたことがすごく嬉しかったというのりお先生のほっこりエピソードなど、配信ではさまざまな体験が語られていました。

　和気あいあいと進行する配信でしたが、「におい」の話題になったところで「臭いんだよ！」とのりお先生のボルテージが上がります。急にキレるじゃん……。

　「シンプルに人が多いもん」「汗をかく人が10万人単位でいる」とライフ先生がフォロー（？）にまわりますが、のりお先生は「普段お風呂に入ってない人が、コミケの前日に入ったところで老廃物が溜まっているから臭い」とヒートアップ。その様子を隣で笑いながら聞いていた兎鞠まりさんは「新しいTシャツとか着てくるといいかも」とアドバイスしていました。

　ちなみに、神楽めあさんといえば「風呂に入らない」というライフスタイルが広く知られており、これに対してのりお先生は常日頃から「風呂に入れ！」と口酸っぱく指導してきました。この配信が行われた2023年7月6日から約1カ月が経過しましたが、あれから神楽めあさんはちゃんと毎日お風呂に入っているのでしょうか……。入っているよな……？　信じていいんだよな、めあたむ？

　今夏のコミケで初サークル参加となる神楽めあさんの出展スペースは、1日目・東A-31abとなっており、オリジナルCD「Best Wishes」を各3000円、セット5000円で頒布予定。愛らしいイラストが描かれたランダム缶バッジ（500円）も用意しているそうです。

（春山優花里）