引っ越しで捨てられた猫→保護施設で3年、お迎えして2年…… やっと甘えてくれるようになった姿に感動
ずっとの家族に出会いました。
引っ越しで捨てられた老猫が家猫としてやっと甘えてくれるようになった姿がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で再生数6万回を突破、1700件を超える“高評価”が寄せられています。
話題になっているのは約2年前に投稿者さん宅に迎えられた「ボルト」くんです。年齢は不明ですが、獣医師さんが言うには、10歳は余裕で越えている老猫だそうです。
ボルトくんとの出会いは、保護ボランティアさんの施設です。どうやら、前の飼い主さんが引っ越しする際に捨てたと思われ、ボランティアさんの猫部屋で他の保護猫たちと一緒に3年間暮らしていました。
家猫として迎えた2021年8月。なんとかタオルにくるんでキャリーバッグに入れて連れ帰ったボルトくんを待っていたのは、知らないお家と知らない猫たち。投稿者さん宅には同じように保護されて迎えられた先住猫たちが暮らしているので、迎えた当日はダンボールでケージに目隠しをしてケアしました。ボルトくん、新しい猫生の第一歩です。
おやつをあげても「食べてもいいの?」という顔をし、押し入れの中など暗い場所に隠れるようにひきこもっていたボルトくんでしたが、幸い先住猫たちは優しく受け入れてくれて徐々に自分のペースで過ごせるように……。同じケージの中で先住猫とボルトくんが並んでいる姿を見たときは、投稿者さんは涙が出そうになったそうです。
それでも、まだなにか遠慮があったのか、先住猫たちのように無邪気に遊ばなかったボルトくん。お迎えして8カ月が経ったある日、投稿者さんが一生懸命おもちゃで遊びに誘ってみると……! 今までおさえていたものがはじけるように遊びだしました。それからのボルトくんは、まるで子猫からやり直しているかのようにいきいきと行動するようになったそうです。
ボルトくんには、お迎えしたときからあった耳の病気や“引っ越し”のトラウマなど、乗り越えなければならないハードルがいくつもありました。それを投稿者さん夫妻の愛情を支えに一つずつ乗り越え、やっと引きこもることをやめ、自分から甘えにきてくれるようになるまで5年の月日がかかりました。
甘えるボルトくんを見ていると、5年以上前に「誰かにこうして愛されていた日々もあったのだろう」と、ふと思うこともあるという投稿主さん。
動画には「二年かけて築いた幸せで、明るくなりましたね。長く穏やかに過ごせますように」「愛であふれている時間を満喫してね。長生きするんだよ」「安心したのでしょうね。これからも皆で仲良く暮らしてね」など、ボルトくんの幸せを願うコメントが寄せられています。
ボルトくんをはじめ、先住猫たちの保護経緯や、現在の穏やかな暮らしはYouTubeチャンネル「初老夫婦とねこ」で公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「初老夫婦とねこ」
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