堺雅人とキングギドラ、もし戦わば――設定を盛り込みすぎた謎CMでキングギドラが22年ぶりに飛翔（1/2 ページ）

　俳優の堺雅人さんが、ゾンビやキングギドラと対峙（たいじ）したら――誰も想像だにしていないシチュエーションを描いた丸紅の新テレビCM「できないことは、みんなでやろう。『紅丸』篇」が謎の超大作感を放っています。BGMがFFの「ビッグブリッヂの死闘」アレンジだ！

　同CMは、「できないことは、みんなでやろう」をスローガンに掲げた丸紅の新企業広告シリーズ新作。広大な平原を舞台に、堺さん扮（ふん）する伝説の武士「紅丸」が、一度は兵刃を交えた敵を次々と仲間にしながら、さらなる強敵に立ち向かっていくストーリーとなっています。

　1992年発売のゲーム「ファイナルファンタジー V」で、ギルガメッシュとの2回目の戦闘時に流れる「ビッグブリッヂの死闘」をアレンジしたBGMが流れる中、突然土の中からワラワラと現れる大量のゾンビに、上空から飛来する怪獣・キングギドラと、絶体絶命のピンチを迎える紅丸たち。時代劇からゾンビホラー映画、特撮、テレビゲームとミッチミチに要素が詰め込まれた内容となっています。

　CMの終盤、雄大に空を飛翔（ひしょう）するキングギドラの特撮シーンは、東宝全面協力の下、2001年公開の映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」で使用されたスーツを補修して撮影されたもの。鳴き声や引力光線の音も映画のままで、キングギドラが空を飛ぶのは同映画以来22年ぶりです。

　同CMは、堺さん主演のドラマ「VIVANT」9月10日放送回で90秒版が限定放送、30秒版が9月17日から順次放映されます。また、丸紅の特設サイトでは、9月8日から両バージョンが公開されています。