日テレ子会社になるスタジオジブリ、「Hulu」での作品配信は？　SNSで期待の声も……　次期社長「これから考えたい」（1/2 ページ）

　スタジオジブリ（以下、ジブリ）は9月21日に東京・小金井市の本社で記者会見を開き、日本テレビ放送網（以下、日テレ）の子会社になることを決定したと発表しました。

　会見にはジブリ現代表取締役社長の鈴木敏夫氏、日本テレビ放送網会長の杉山美邦氏らが出席しました。ジブリでは鈴木氏（75歳）や宮崎駿氏（82歳）ら会社の歴史を支えてきた経営陣が高齢化し、後継問題に直面。そこでジブリ作品の放送などを行う日テレに白羽の矢が立ち、今後は制作面をジブリ、経営面を日テレが担っていくとしました。株式譲渡は10月6日に行われ、以降は鈴木氏が代表取締役議長、日テレの福田博之取締役執行役員が代表取締役社長を務めます。

　日テレは定額動画配信サービス「Hulu」の運営会社を子会社に持ち、海外のドラマ作品や自社のテレビ番組などを配信。7月12日にはウォルト・ディズニー・ジャパンとの協業を発表し、「Disney＋」とのセットプランを始めています。

　今回の決定を受け、SNS上ではジブリ作品がHuluで配信されるのではないかと期待感が高まっています。Huluでのジブリ作品配信の可能性について、福田次期社長は「今のところ現状と何も変わっておらず、何かあればこれから考えたい」と、現時点で決定していることはないとしました。