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「溺死モノの苦しみ」経験の野口健、ヘリで緊急搬送され1週間 “命の危機”経てリハビリも「地味にハード」(1/2 ページ)

退院のめども立ってきたもよう。

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 登山家の野口健さんが9月26日にX(Twitter)を更新。ヒマラヤ山脈のマナスル登頂中に呼吸困難で緊急搬送されてから約1週間が経過し、退院に向けて肺のリハビリに励む様子を公開しています。

肺のリハビリに励む野口さん

 8月にネパール入りし、高所順応トレーニングを経て9月15日から自身4度目となるマナスル登頂に挑んでいた野口さん。20日にはC2まで進んだものの、ベースキャンプに戻る途中で呼吸困難に陥り、ヘリコプターでカトマンズの病院に緊急搬送されていました(関連記事)。

 一命をとりとめた野口さんは24日に自らSNSを更新し、搬送先の病院では当初疑っていた肺水腫ではなく、「両サイドとも真っ白。つまり肺炎。血液検査の結果、炎症反応、白血球の数値が異常に高く『敗血症に近い状況ではないか』」と診断されたことを報告。呼吸困難に陥った当時の状況を、「『テントの中で溺死してしまう』のではないかという苦しみに恐怖。テント内は修羅場と化してました」と回顧していました。

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 また同投稿では入院初日と23日のソロショットを公開。少しずつ表情が明るくなっているものの、「峠は越えましたので、ただ、依然、両サイドの肺は肺炎。話すと咳が止まらなくなるので、寡黙なアルピニストは今日も寡黙に窓からカトマンズの空を眺めています」と肺炎の症状と戦っていることを伝えていました。


入院初日の生還ショット(画像は野口健Instagramから)

 数日たった25日には、「退院まであと3日かな(希望)少しずつ回復しています」と退院のめどが立ってきたことを報告した野口さん。

 今回の投稿では、「肺のトレーニング。一昨日は玉を2個上げるのがやっと。今日は玉が3個上がりました。簡単に見えて、なかなか地味にハードなリハビリです」と肺機能の訓練器具でつらいリハビリに励む様子を公開しています。


23日の野口さん。少しずつ表情も明るく(画像は野口健Instagramから)

 ファンからは、「本当になんとかご無事でよかったです。リハビリ大変でしょうが。また頑張ってくださいませ」「回復の兆しが見えてきて何よりです。このまま回復することを祈っております」「野口さんの持ち味の『不屈の精神』で、リハビリを頑張ってください」など応援メッセージが多く寄せられました。

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