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2023年シエナ国際写真賞が受賞作品発表 「ウクライナでの家族の別れ」捉えた写真が総合優勝(1/2 ページ)
力作がそろっています。
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シエナ国際写真賞の2023年の受賞作品が発表されました。総合優勝は、ウクライナを舞台に家族の別れを写した作品に。この他にも多数部門の優秀作品が発表されており、見応えがあります。
シエナ国際写真賞は世界中のプロ、アマチュア、学生の写真家を対象とした写真コンペティションで、2015年に始まりました。2023年の総合優勝に選ばれたのは、戦争のさなかにあるウクライナで撮影された写真。イラク系アメリカ人の写真家でありジャーナリストとしても活動するサルワン・ジョルジュさんが撮影しました。
この写真はウクライナ・オデッサの駅で2022年3月5日に撮影されたもので、後ろ姿のゲオルギー・ケブリアさんが、避難のため列車に乗る妻マヤや子どもたちに別れを告げる様子を捉えています。
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このほかに、「旅と冒険部門」では、インドの写真家 シジス・オンデン・チェリヤスさんの作品「彼らの伝統に従っている」が受賞。海水を利用してラクダを安心させつつ、厄介な昆虫を駆除し、ラクダを清潔にしている様子を写した1枚です。
「最優秀著者賞」では、ドイツの写真家ヴォルフガング・シュワンさんが撮影した「ウクライナの戦争」が受賞。ドキュメンタリー写真家として知られるシュワンさんは、ドンバスの塹壕での生活を8か月にわたり記録。その中の1枚が賞に選ばれました。
シリアスな題材から、自然の力やユーモアを感じる作品もあり、いずれも力作ばかり。各部門の優秀作品を見るだけで、世界各地の出来事の息づかいが感じられるかもしれません。
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