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健康診断で「同世代より歩くのが速いか」をなぜ聞かれる? 素朴な疑問がネットで共感呼ぶ(1/2 ページ)

知らなかった人も多そう。

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 健康診断の質問票で「同世代より歩くのが速いかどうか」をなぜ聞かれるのか? そんな素直な疑問がX(Twitter)で共感を呼んでいます。確かに、歩くのが速いと何かあるの……?

 話題になったのは1年に1度、40歳以上の人を対象に実施される「特定健診問診票(標準的な質問票)」で記入する1項目。質問は22項目あり、そのうちの1つに「ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速い」に「はい/いいえ」で答える項目が存在します。

 Xユーザーのいぐぞー(@igz0)さんが「歩行速度が速いのをお医者さんから激詰めされるの?」と上記について投稿したところ、「これ自分も気になってました」と共感する声が多数寄せられ、約1万2000件の“いいね”を集めました。

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話題になった特定健診問診票の質問項目(画像提供:いぐぞー(@igz0)さん)

 なお、厚生労働省の公式サイトで公開されている質問票の解説(参考12)によると、普段の歩行速度から身体活動の強度を把握することが目的とのこと。同性・同年齢と比較して体力がほぼ平均値以上ある人は、将来の循環器症や、生活習慣病による死亡リスクが低いとしています。

 また同質問に「いいえ」と答えた人の中から、足腰に痛みがあったり、運動器の機能が低下していたりなどの問題を抱えている人を把握し、状況やリスクを確認したうえで支援を提供するといった側面も考慮されています。

「ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速い」の質問項目についての解説(厚生労働省「標準的な質問票」の解説より一部抜粋)

 Xでは、歩行速度が速いと答えることに対して「競歩のチームからスカウトされる」「帰宅部は速い」「速い人は生き急いでる判定されたり…?」などのジョークや、「『その時の体調や気分による』としか答えられん」といった反応も寄せられています。

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